AsiaNet 201289 （0318）

【フフホト（中国）2025年12月4日新華社＝共同通信JBN】2025年「True Story of Inner Mongolia（内モンゴルの真実のストーリー）」Annual Conference（年次会議）が2025年11月29日にフフホトで開催され、専門家、学者、メディア関係者、および部門を横断した代表者が集まり、内モンゴルの真実のストーリーを世界と共有するための斬新で魅力的な方法を探求しました。

雄大な景観と豊富な天然資源で知られている内モンゴルは、産業において独自の強みを築き、開放に向けて力強い勢いを維持しており、その全ては奥深い文化に支えられています。こうした独特な融合は同地の評判を確固たるものとしており、国内外での評価は高まるばかりです。多角的な広報活動により、外の世界から見たこの地域のイメージは従来の「草原と放牧牛」を超え、未来を抱き、より活発かつ多層的な地域像へと進化しつつあります

今回の会議では、ソートリーダーたちが内モンゴルのコミュニケーション戦略と成長の可能性を多角的な視点から検証しました。書籍「What Makes Inner Mongolia Unique」の出版と地域の「コミュニケーションカード」一式は、地域ブランドを強化するための新たなツールとなりました。12の都市と主要企業のプレゼンテーションが注目を集め、内モンゴルの発展の活力とコミュニケーションの可能性を示しました。

世界に向けた情報発信でニューメディアがますます重要な役割を果たす中、本会議では「Inner Mongolia Through Influencers’ Eyes（インフルエンサーから見た内モンゴル）」の活動が強調されました。総計2000万人以上のフォロワーを持つ6人のコンテンツクリエーターが内モンゴルの複数の都市を訪問し、ニューメディアの視点を通して発展の活力と魅力を伝えました。この活動のメーンハッシュタグ「#True Story of Inner Mongolia」は、オンラインで1億ビューを超える閲覧数を記録しました。

「穀倉と食肉庫」から「酪農とカシミアの都」に至るまで、あるいは広大な草原からウインタースポーツの目的地まで、もしくは石炭化学からクリーンエネルギーへ、そしてグリーンコンピューティングから技術革新に至るまで－内モンゴルは、その多様なアイデンティティーを世界にどのように紹介すれば、最も効果的なのでしょうか。

ある講演者は会議で、「内モンゴルの質の高い発展の旅路をより深く、より広く伝えるには、統合されたコミュニケーション、質の高いコンテンツ、そして感情的な共感が必要です」と強調しました。別の講演者は、「現地に特有のIP（知的財産）、情報の受け手を重視した思考、技術の活用によるアウトリーチ、そして市民の参加を基盤とすることで、私たちは発展の成果を共感できる物語へと転換し、それによって内モンゴルの進歩を目に見えるようにし、具体的で、意義深いものにすることができます」と付け加えました。この会議は共同的なシンクタンクとしての役割を果たし、内モンゴルの成長を、その文化的豊かさ、生態系的美しさ、革新的な発展を総合的に強調する魅力的なストーリー体系に変換することに貢献しました。こうした取り組みを通して、より多くの人々は内モンゴルを知り、評価し、真に理解しつつあります。 内モンゴルは、より多様かつダイナミックな方法で、中国北部地方における無限の可能性を明らかにしています。

ソース：The Organizing Committee of the 2025 True Story of Inner Mongolia Annual Conference