2025年大阪・関西万博:万博でサルストリによるパフォーマンス「Materia」を開催
2025年大阪・関西万博:万博でサルストリによる
パフォーマンス「Materia」を開催
*人と素材の間の関係性に焦点を当てたビジュアル・アートショー
【大阪2025年6月10日ANSA=共同通信JBN】アンドレア・サルストリ(Andrea Salustri)は6月11日、2025年大阪・関西万博のフェスティバル・ステーション(Festival Station)で、人とそれを取り巻く素材の間の関係性を表現するため、言葉ではなくイメージに焦点を当てたビジュアル・アートパフォーマンスを初披露します。
「Materia(マテリア)」(=素材)と題されたこのショーは、特にポリスチレンに焦点を当て、舞台上でポリスチレンに命を吹き込み、そのパフォーマンスの主役へと昇華させていきます。ショーの焦点はオブジェクトから操作者、そして操作そのものの間で絶えず移り変わり、パフォーマーであるサルストリはそれを促進する役割を担います。
ポリスチレンは「非常に問題の多い素材」であるとサルストリは述べ、「それは現在、私たちが使用し、乱用している素材であり、環境に深刻な危機をもたらしています」と説明しました。ローマ出身でベルリンを拠点に活動するこのアーティストは、「ポリスチレンに耳を傾け、それが何ができるかを見る」ことによって、「この素材を悪者扱いするのではなく、共存する」ことを模索するのが、このパフォーマンスの課題だと述べました。
サルストリはイタリアの首都・ローマでジャグリングや火を操ることを学び、ストリートアーティストとして活動しました。
彼は2013年、ローマのラ・サピエンツァ大学で哲学の学位を取得しました。その後、彼はドイツに移ることを決意してコンテンポラリーダンスを学び、Tanzfabrik Berlin(タンツファブリック・ベルリン)のダンス集中プログラムを修了し、ベルリン芸術大学所属Hztベルリンでダンスと振付を学びました。
サルストリは、このパフォーマンスの目的は「私たちが普段、極めて簡単に捨て、すぐに処分してしまうものに関心と配慮を向けることです」と付け加えました。
「Materia」は今回が日本初披露です。しかし、サルストリは「このパフォーマンスをアジアで行うのは初めてではありません」と述べ、すでに「シンガポール、中国、台湾で」デビューしていると説明しました。
サルストリは、このパフォーマンスは「数年にわたりツアーを行っており、すでに23カ国以上を巡り、大成功を収めてきました。そのパフォーマンスをここでも開催し、イタリアパビリオンを代表できる機会を得られたことは喜びであり、名誉でもあります」と結びました。
ソース:General Commissioner’s Office of Italy for Expo 2025 Osaka
