EdTech活用に関する意識調査
~普及率は低いものの、リスクが低減されることで、学習に効果的であるという意見が大半~
EdTech活用に関する意識調査 ~普及率は低いものの、リスクが低減されることで、学習に効果的であるという意見が大半~
e-ラーニングに関するサービスの様々なコンテンツを提供する株式会社イー・ラーニング研究所(代表取締役:吉田智雄、本社:大阪府吹田市 以下、イー・ラーニング研究所)は「EdTech活用」についての意識調査を実施いたしました。(クロス・マーケティング・グループQiQUMOを使用)
調査の結果、EdTechという言葉自体の普及率は低いものの、メリットを感じる人は多くいることが判明しました。一方で、リスクも理解している人が多く、リスクの低減や補助面の強化が、EdTech活用における拡大の鍵になっていることがわかりました。
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【「EdTech活用に関する意識調査」概要】
調査方法 : クロス・マーケティング・グループ QiQUMOを使用
調査期間 : 5月14日(水)~5月19日(月)
調査対象 : 全国の男女(20歳~59歳)n=500
※本リリースに関する内容をご掲載の際は、必ず「イー・ラーニング研究所調べ」と明記してください
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【調査結果概要】
1.EdTech活用に関して、あまり知らない人が約9割と、普及率が高くない一方で
EdTechサービスは学習サポートに効果があるという意見が多いことが判明。
2.EdTech活用において、さまざまなメリットを感じている人が多いだけでなく
デメリット(リスク)があることも理解している人が大半であることが判明。
3.EdTechを効果的に活用するには「指導面の強化」はもちろん「金銭的補助」の必要性を
感じている人が多いことがわかり、このような補助面の強化やリスクの低減が
今後のEdTech活用における普及の鍵になっていることが判明。
1.EdTechについてあまり知らない人が約9割と、普及率が高くない一方で
EdTechサービスは学習サポートに効果があるという意見が多いことがわかりました。
[例*Education(教育)とTechnology(科学)を組み合わせた言葉で、科学を用いて教育を支援するサービスや仕組み]
「EdTechという言葉を知っていますか?(複数選択可)」という質問に対しては、
「聞いたことはあるがあまり知らない」(14,7%)
「あまりよく知らない」(77.2%)
となり、EdTechについてよく知らない人が約9割と、EdTechという言葉がほとんど普及して
いないことが判明しました。
また、EdTechは様々なサービスで使われていますが、効果的であると思うものは何ですか?
(複数選択可)」と質問したところ
「オンライン学習サービス」(29%)
「教育系のゲームアプリ」(27.1%)
となり、教育系のコンテンツの中でも特に場所や時間を選ばない「オンライン学習サービス」
や、よりカジュアルに学習を楽しめる「教育系のゲームアプリ」など、「学習のしやすさ」を
重視したサービスが効果的であるという意見が6割近くにのぼりました。
2.EdTech活用において、さまざまなメリットを感じている人が多い一方で、
デメリット(リスク)があることも理解している人が大半だと判明しました。
「EdTech活用のメリットはなんだと思いますか?(複数選択可)」という質問に対しては、
「学習者の理解度に応じた学習ができる」(27.1%)
「学習履歴や成績がデータ化され、進捗状況を確認しやすい」(20.3%)
「オンライン教材の活用など、時間・場所に縛られない学習ができる」(20.9%)
「最新の知識を身につけやすい」(29.8%)と、意見が分れたこともあり、
回答者の多くがさまざまなメリットを感じていることが判明しました。
また「EdTech活用のデメリットはなんだと思いますか?(複数選択可)」という質問に対して、
「デジタル機器に依存してしまう可能性がある」(22.3%)
「直接的な会話の機会が減少する可能性がある」(21.2%)
「セキュリティ・個人情報流出のリスクがある」(24.6%)
「家庭のIT環境など、教育にかけるコストが嵩む」(29.9%)
「その他(自由に記載してください)」(2%)
となり、メリット同様に意見が分かれる結果となりました。
回答者の大半が、さまざまなメリットを感じている一方で、EdTech活用についてリスクがあることも理解していることが判明しました。
3.EdTechを効果的に活用するには「指導面の強化」はもちろん「金銭的補助」の必要性を
感じている人が多いことがわかり、このような補助面の強化やリスクの低減が
今後のEdTech活用の普及の鍵になっていることが判明しました。
「EdTechを効果的に活用するには、何が必要だと思いますか?(複数選択可)」
という質問に対しては、
「学習者のICTリテラシーを高める授業や研修」(22.3%)
「教育者へのICTリテラシーと導入方法についての研修」(23.8%)
「保護者へのEdTech使用に関する説明会等の実施」(23%)
と、EdTech活用における指導面の強化という意見が多くあがったが、
「導入にかかるコストの公的支援や費用補助」(29.1%)の回答率が一番高く、
コスト面の補助を必要としている人が多いことがわかりました。
また「EdTechの活用は、これからの教育に必要だと思いますか?」という質問に対しては、
「積極的に取り入れるべき」(12.8%)「ある程度は必要だと思う」(30.7%)
「どちらとも言えない」(35.4%)「あまり必要だと思わない」(11%)
「不要だと思う」(10.1%)
となり、比較的「取り入れるべき」という意見の割合が多くなる結果となりました
一方で、「どちらとも言えない」という回答も3割以上にのぼり、
デメリットとして挙げられた懸念点やリスクが、如何にして解消されるかが、
今後のEdTech活用の更なる普及の鍵になっているのではないでしょうか。





