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深センの舞踏劇「詠春」がシンガポールで海外デビュー、深センスピリットで中国の物語を世界に発信

AsiaNet 100379 (1170)

【深セン(中国)2023年9月28日新華社=共同通信JBN】9月27日の夜、在シンガポール中国大使館は、シンガポールのエスプラネード・シアターズ・オン・ザ・ベイ(Esplanade – Theatres on the Bay)で中華人民共和国建国74周年を祝う国慶節レセプションを開催しました。米国、カナダ、ベネズエラ、オランダなど40カ国以上の外交官や使節がレセプションに出席し、深センが生んだ舞踏劇「詠春(Wing Chun)」の海外プレミア公演を鑑賞しました。

今回が初の詠春の海外ツアーです。その夜、劇場に足を踏み入れると、すぐに広東スタイルの「詠春ストア」のプレートが目に飛び込んできました。美しい舞台衣装を作るための生地で、ソメモノイモの汁で作られたXiang Yun Sha silk(香雲紗シルク)に魅了された多くの観客が写真を撮っていました。

3か月前、ドラゴンボートフェスティバルの前夜、29人の駐中国使節と一部の国際機関の代表者が北京で「詠春」の公演を鑑賞しました。深セン市人民政府(Shenzhen Municipal People’s Government)によると、その後より多くの国の人々が深センをより深く理解し、伝統的な中国文化の魅力を体験できるよう、「詠春」のスタッフを海外へ招待しました。

北京公演から3か月後の今日、「詠春」は正式に海外へ赴き、最初の地としてシンガポールを選びました。

「詠春」はその卓越した中国武術のスタイルにより、多くの外国人の友人たちに認知されている中国のシンボルのひとつとなっています。9月27日の公演を楽しんだ後、Chan Heng Cheeシンガポール外務省無任所大使は「詠春」を次のように高く評価しました。「素晴らしかったです!バレエであり、アクロバティックであり、そしてカンフーでもある。それぞれのスタイルが素晴らしく融合しています」

中国でも多くの観客を魅了し、高い評価を得た驚異的なパフォーマンスとして、今回の「詠春」の海外遠征はシンガポールでも旋風を巻き起こしました。在シンガポール中国大使館文化参事官Qin Wen氏は「私たちはこの舞踊劇が中国でどれほど人気があるかを知っています。これは「詠春」とXiang Yun Sha silkという中国の二つの無形文化遺産を完璧に組み合わせていると同時に、武術と舞踊をシームレスに融合させたものです」と語りました。

中国の伝統文化に基づいた舞踊劇「詠春」は、拳のテクニック「bridging」を使うことにより中華民族の知恵を体現しています。シンガポールの観客は、新時代の中国舞踊芸術の多様性を鑑賞できるだけでなく、中国武術の魅力も感じることができ、コミュニケーションと交流を促進する中国の民族精神も感じることができます。

2時間の公演の後、多くの観客は自然に立ち上がり、拍手を送り、写真を撮りました。何人かの外国使節は、「詠春」には中国の典型的な要素が含まれており、中国文化を理解するための優れた媒体であると表現しました。彼らはまた、「詠春」がより多くの国で公演されることへの期待を示しました。

今、「詠春」は船出をして海外へと旅立っています。この深センの芸術的傑作は、精神的な意味合い、美的魅力、人道的価値に富み、新時代の中国の物語を世界に伝えています。

ソース:Shenzhen Municipal People’s Government

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