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女性アスリートの生涯にわたるQOL維持・向上を目的に セルフコンディショニングセミナーを開催

オムロン ハンドボール部と連携して女性アスリートを応援

オムロン ヘルスケア株式会社(本社:京都府向日市、代表取締役社長:岡田 歩、以下当社)とオムロン ハンドボール部(以下ピンディーズ)は、女性アスリートがいつまでも高いパフォーマンスで競技を続け、引退後のQOL(生活の質)を維持、向上するための「女性アスリートのセルフコンディショニングセミナー」を実施しています。今回、2023年6月19日に筑波大学ハンドボール部、陸上部などを対象にセミナーを実施しました。2022年11月の東京女子体育大学に続く第二回目の開催です。
セミナーでは、月経周期に伴うパフォーマンスの変化や女性特有の疾患のほか、月経周期を把握したコンディショニングの重要性を紹介しました。また、筑波大学ハンドボール部出身、現在ピンディーズでピボットのポジション*1を務めるグレイ クレア フランシス選手が月経にまつわる体験や実践しているコンディションづくりについて話しました。

 女性アスリートにとって、月経(生理)との付き合い方は、競技パフォーマンスを左右するだけでなく、生涯にわたり健康に影響する可能性があります。国立スポーツ科学センターがトップ選手を対象に行った調査*2では、月経周期によるコンディションの変化について「月経周期とコンディションは関連がある」と約9割が回答しました。また、当社が実施した「女子大学生アスリートの月経に関する意識調査」によると、月経により身体面・精神面で不調が出るため「生理はこない方が良い」と回答した選手が全体の約3割存在しました*3。月経がないと、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌が減少し、骨量低下につながって怪我を引き起こす可能性もあり、将来的に骨量が減少する等の健康への影響があるといわれています。*2
今後も当社とピンディーズは、女性アスリートが競技において継続的に高いパフォーマンスの発揮と、引退後のQOLの維持、向上との両立に向けて、月経周期を把握したコンディショニングの重要性を伝えていきます。

*1相手のディフェンス内に入り込んで攻撃の基点を作る役割
*2国立スポーツ科学センター Health Management for Female Athletes Ver.2
*3オムロン ヘルスケア「女子大学生アスリート165人 月経に関する意識調査」(令和4年度)
*4厚生労働省研究班監修 ヘルスケアラボ「スポーツと月経」

筑波大学ハンドボール部 山田 永子 監督よりコメント
この度、女性特有の身体変化に合わせたセルフコンディショニングの重要性を深く勉強できたことを嬉しく思います。選手たちは、カラダの不調は我慢するものではないこと、そして自分の身体を理解してうまく付き合うことを学びました。このセミナーをきっかけに、コンディショニングに対する意識が高まって欲しいと思います。

オムロン ハンドボール部  グレイ クレア フランシス選手よりコメント
私は、経痛がひどく、学生時代は痛みがでた時にケアすることしかできず練習に支障をきたす日が多くありました。しかし、実業団になって基礎体温を測る重要性を知り、自分の月経周期を把握することで事前に対策ができるようになりました。学生のみなさんには、セミナーをきっかけに自分の体と向き合い、セルフコンディショニングを意識的に実践し、好きな競技を好きなタイミングまで続けられるようにしてほしいです。
                    【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202306206463-O3-Ro937848

女性アスリートのセルフコンディショニングセミナーの概要 
<テーマ>
女性の身体の変化を学び、パフォーマンスアップと生涯の健康に向けたコンディション管理を実践

<概要>
女性アスリートの健康課題と月経によるパフォーマンスの影響を解説し、学生同士で月経に関するディスカッションを行います。また、女性の身体の仕組みやライフステージごとで注意すべき婦人科疾患のほか、身体のリズムである月経周期を把握する大切さを紹介します。ピンディーズのクレア選手から学生に向けて、月経に左右されないコンディションづくりのアドバイス等を語ります。

オムロン ハンドボール部「ピンディーズ」について
オムロンハンドボール部は、熊本県山鹿市を拠点に「更に進化し続けるオムロン」をテーマに活動している女子ハンドボールチームです。日本ハンドボールリーグの優勝回数は最多記録である17回を誇り、日本ハンドボール界屈指の実業団チームです。
ホームページ:https://pindys.jp/

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