KK KYODO NEWS SITE

ニュースサイト
コーポレートサイト
search icon
search icon

神戸どうぶつ王国、ハシビロコウの新たなペアを公開 アジアで初めての繁殖成功に期待 

 神戸どうぶつ王国(神戸市)は、アフリカ中部のコンゴ(旧ザイール)から若いハシビロコウのペアを迎え入れ、一般公開した。当面の間、ハシビロコウ生態園 Bigbill「MABAMBA CAMP-マバンバキャンプ―」で、午前と午後、雌雄交代で公開する。 

 名前は、雄はナイジェリアの片面太鼓に由来し「サカラ」、雌は東アフリカのハープ型弦楽器に由来し「クラル」に決まった。既に公開しているハシビロコウのペア「ボンゴ」と「マリンバ」がアフリカの民族楽器にちなんで名付けられたことから、新たな2羽も民族楽器から命名した、としている。 

 同園は希少動物の保全と繁殖に力を入れており、ハシビロコウも長年繁殖に向けた取り組みを続けているが、既に飼育しているペアは繁殖に至っていなかった。同園によるとハシビロコウはデリケートな性質で、飼育環境の変化や個体同士の相性などさまざまな要因が繁殖に影響するという。同園は新たなペアがアジアで初めてのハシビロコウの繁殖成功に向けた重要な契機となることを期待している。 

 ハシビロコウは、生息地でも数が減っており、絶滅危惧種に指定されている。国内では神戸どうぶつ王国、上野動物園、千葉市動物公園、高知県立のいち動物公園の4園で12羽を飼育している(日本動物園水族館協会加盟園館)。 

編集部からのお知らせ

新着情報

あわせて読みたい

「誰もが輝いて働く社会へ」の特集記事を読む