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地元への愛着心を育み次世代につなげる 愛知県豊橋市の公立保育園で学生たちが考えた“景観に親しむ保育”を実践

Landscapes of Toyohashi / 豊橋の景観 描画:かんだ あさ

 自分が暮らしている街の風景は、日々無意識に目にするもの。その景観に親しみが持てたら、地域愛は広がっていく。愛知県豊橋市では、子どものころから自分が住む街の景観を意識できるように、景観と保育を掛け合わせた活動を市内の2つの公立保育園(くるみ保育園、牛川東保育園)でこの12月に実施する。

 園児の頃から、豊橋ならではの景色や花火、海、市電の音など景観について遊びながら触れ、自分たちの住んでいる「まち」を意識することで地元への愛着心を育み、次世代のまちづくりにつなげていくことが目的。豊橋創造大学と連携し、保育士・幼稚園教諭を目指す学生に豊橋の景観に関する講義や、園児が豊橋の景観に親しめるような活動を考えるワークショップなどを行ってきた。

 くるみ保育園では今回、景観から発想を得た「かるた」の製作と遊びを、牛川東保育園では身近な自然の景観に触れる活動を、それぞれ行う予定。いずれもワークショップの中で学生が考え提案した活動から、保育園の先生がそれぞれの園に合った遊びを選んだ。

 保育者が地元の景観をテーマに活動を考えることは、景観についての感性や知識を持った人材育成につながる。また、保育士不足の中で、保育士・幼稚園教諭志望の学生が自ら考えた活動を保育の現場で実践することで、園児の反応や保育の楽しさをダイレクトに感じ、職場の魅力を体感することも期待されている。

  • Landscapes of Toyohashi / 豊橋の景観 描画:かんだ あさ 

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