JR上野駅公園口で壁画を公開制作 巨大ウォールアートアーティストGaku Igarashiさん

いつもは最短距離で通り過ぎる「駅」に「展示室」と呼ばれる鑑賞スポットを設け、アート作品を展示・販売するJR東日本のプロジェクト「Yamanote Line Museum」。東京を循環する山手線とアートをかけ合わせた、順路のない巨大なミュージアムだ。Yamanote Line Museum上野駅公園口を担当するNOMAL ART COMPANY(東京)が、6月18日(水)~22日(日)の5日間、壁画公開制作を行う。時間は10時~16時。
美術館や博物館、上野動物園など、複数の文化施設を擁し、さまざまな世代の利用客でにぎわうJR上野駅公園口。生き生きとしたパワーにあふれる展示空間でライブアートを行うのは、国内外で精力的に活動する新進気鋭アーティスト、Gaku Igarashiさん。横8×縦2メートルの巨大な壁をキャンバスに、作品を展開する。日々出来上がっていく壁画は、駅利用者やや地域住民たちにも楽しみやポジティブな感情をもたらすことが期待されている。
3月にも同場所で公開制作を行っているGaku Igarashiさん。オーストラリア・シドニーで育ち、保育士として働きながら創作活動を行い、帰国後、本格的にアーティスト活動を開始。現在はオリジナルキャラクターの小人の「ELF」、人間を描いた「HAPPY PEOPLE」を軸に、さまざまな企業やブランドとコラボレーション。幅広い層から人気を得ている氏のほのぼのとした優しく鮮やかな色使いが施された絵画が、上野駅を彩る。公開制作される壁画は展示期間終了後、キャンバスを切り取り、アート作品としてJRE MALL「東京感動線ショップ」で販売する予定。