片岡凜「花梨が持っている正義すら悪に見えるように演じることを心掛けていました」『鬼の花嫁』【インタビュー】
-主演の永瀬廉さんと吉川愛さんと共演してみてどんな印象でしたか。
とても頼りになるお二人でした。ご一緒しているシーンで、私がテストでやったこととは違うような感情で、本番で何かアクションを起こしても、そこに役としてのお芝居を返してくださいました。本当にすてきなお二人で安心感がありました。吉川さんはお芝居していない時もお姉さんみたいな温かさがあって、いろいろとお話しをさせていただきました。実際にお芝居で吉川さんにひどいことをするとなった時も、「何をやっても大丈夫だよ」と言ってくださったので、私も遠慮なくやらせていただきました(笑)。
-婚約者役を演じた伊藤健太郎さんはいかがでしたか。
太陽みたいな方です。ご一緒する前は静かなイメージがあったのですが、実際はムードメーカーのような方で、そこにいると周りが明るくなるようなすてきな方だと思いました。今回は永瀬さんと敵対する役でしたが、お二人は前にご一緒したこともあったみたいで、すごく仲が良くて、お芝居をしているとき以外はとても仲違いをしているようには見えませんでした(笑)。
-撮影中の面白いエピソードや印象に残ったことはありましたか。
花梨が家出した柚子の荷物を橋から落とすシーンがあるのですが、あのシーンのロケをした橋の近くに幼稚園があったんです。それで、子どもたちがお散歩で通るのですが、私が橋から落としているのを見ていたんです。すごいものを見せてしまったなと思って。その後、吉川さんにはみんな手を振り返すんですけど、私には振り返してくれなくて…。ちょっとショックでした。
-完成した本作をご覧になった印象を。
本当にすてきな作品です。もちろん絵もすごくきれいですが、作品自体はファンタジーで、異世界の話ではあるので、少し新鮮な印象を持つ方もいるかもしれません。でも、一人の人間や人生として自分に置き換えて見ることもできるので、本当に温かくてすてきなラブストーリーだと思います。
-これから映画を見る方や読者に向けて一言お願いします。
独特の世界観にももちろん注目してほしいのですが、いろいろな登場人物たちの愛が、どう重なっていくのか、その愛が形を変えてどうゆがんでいくのか、最後はどうなっていくのかに注目しながら、ぜひ劇場で見ていただきたいと思います。
(取材・文・写真/田中雄二)

(C)2026「鬼の花嫁」製作委員会
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