戸塚祥太&辰巳雄大、ビートルズの結成初期を描いた「BACKBEAT」がついにFINAL 「今回だけのビートがそこに生まれる」【インタビュー】

辰巳雄大(左)と戸塚祥太 (C)エンタメOVO
-戸塚さんの忘れられない瞬間も教えてください。
戸塚 僕はJUONくんのお芝居です。物語の後半で、ジョンが「Twist And Shout」を歌う前に、ポールがはやし立てるんですが、そのシーンがすごく好きで、毎回、袖から見ていました。JUONくんにしかできない芝居だと思います。ビートルズのハンブルク時代の青春が詰まっているような音をJUONくんが出すんですよ。個人的に、そのシーンがすごく好きです。
-先日、公演に向けて久しぶりにバンド練習があったそうですが、その感想は?
辰巳 「これだ、これだ」と思いました。
戸塚 自分たちのグルーブが出ているのを感じました。
辰巳 「BACKBEAT」は“FINAL”かもしれませんが、バンド活動は終えたくないですね。初演で集まって、初めてバンドになって、ここまで続けさせていただいているので、いろいろな思いが詰まっているんですよ。JUONくんはもともとギタリストですが、普段は右で弾いているのに、この作品は左で弾いているんですよ。ポールが左で弾くから。それはもしかしたら、ゼロから始める僕より大変だったかもしれない。
戸塚 普段は弾けるものが弾けないというのは、ストレスもあったと思うし、混乱することも多かったと思う。
辰巳 きっと日本でどちらの手でもこれほどハイレベルのギターを弾ける人はほかにいないんじゃないかな。
戸塚 きっとJUONくんのポールが一番大変な役だと思います。
辰巳 そうだよね。ほかのパートはそれぞれの楽器が弾ける人を集めればいいけど、左利きのギタリスト役でお芝居をやってくださる方を探すのは大変だと思います。
-音を合わせてみて、「BACKBEAT」に帰ってきたという感覚はありましたか。
戸塚 事前に個人ではそれほど練習ができなかったので、申し訳ない気持ちでスタジオに入ったのですが、意外と弾けました。
辰巳 僕もやっぱり自然とできました。曲は身についていますね。
-今回、どんなところをブラッシュアップしていきたいですか。
戸塚 すごく抽象的ですが、より丁寧に、かつ大胆にできたらいいなと思っていますね。
辰巳 演奏の練習にもかなり時間を割いていますが、とはいえ、お芝居の中でストーリーに寄り添って演奏するものなので、普通のライブとは違っていて、どうしても崩さなくてはいけないところも出てきます。例えば、普通のバンドだったら絶対に抜けてはいけないベースが抜ける瞬間を演じていかなくてはいけない。なので、クオリティーを上げることで、暴れるための準備をしていき、本番では10代のビートルズとしてロックをして、教科書通りに行かないものを作れたらいいなと思います。
戸塚 そのときにしか出せないものを毎回、つかみにいきたいですね。
辰巳 やっぱり毎日、違うんですよ。お芝居が変われば演奏のノリも変わる。
戸塚 普通のミュージカルでは、オーケストラの方々が楽譜を見ながら演奏されていらっしゃると思いますが、僕たちは楽譜も見ていない。それに、自分たちの中では厳密に演奏することが最優先ではないんですよ。テンポが変わっても、そのときの心境が音楽に乗せられる方がいいんです。今回だけのビートがそこに生まれると思います。
「BACKBEAT」は、4月12日に水戸市民会館 グロービスホールでのプレビュー公演のほか愛知・大阪公演を経て、5月3日(日・祝)~17日(日)に東京・EX THEATER ROPPONGI、兵庫で上演。
編集部からのお知らせ
新着情報
あわせて読みたい
自動車リサイクル促進センター












