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「何食べ2」最終回、2人が思う「家族の形」に視聴者涙  「こういう夫婦になりたい!」

 西島秀俊と内野聖陽が主演するドラマ「きのう何食べた?」season2(テレビ東京系)の最終話が22日深夜に放送された。(※以下、ネタバレあり)

 本作は2LDKのマンションで同居する、料理上手で几帳面・倹約家の弁護士・筧史朗(通称・シロさん)と、その恋人で人当たりの良い美容師・矢吹賢二(通称・ケンジ)の毎日の食を通して浮かび上がる、男2人暮らしの人生の機微を描く。 season2では、アラフィフに突入した2人の日常の中で誰もが経験する環境の変化や身体的・精神的な変化と、食卓を飾る手料理やレシピが披露される。原作は、よしながふみ氏による同名の人気漫画。

 ある日、シロさんは両親と八王子の老人ホームの見学に行く。シロさんは、都心に近いところを勧めて不足分の資金援助を申し出るが、2人から「”老いじたく”をそろそろ本気で考えなきゃダメ」と言われてしまい、自分の老後もそう遠くないことに気付かされる。

 帰宅したシロさんは、ケンジに誕生日プレゼントの希望を尋ねる。ところが「欲しいものは特にない」との返答が。ケンジはシロさんの誕生日プレゼントを考えていて、「プレゼントしあいっこしたい!」と言うが、その後シロさんはプレゼント選びに悩んでしまう。

 またある日、シロさんが実家に帰ると、両親は少なくなってしまった遺産のことについてわびる。すると、シロさんは、孫を見せられなかったことについて触れて、「お父さんもお母さんも俺に悪いなんて思う必要はない」と話す。そして2人はケンジにも何か残したいと話す。

 帰宅したシロさんは、ケンジに遺言書を作って自分の遺産を相続したいと話す。さらに複雑な様子のケンジに向かって「いっそのこと、俺と養子縁組するか?」と言う。するとケンジは「養子縁組すると俺たち結婚できなくなちゃう、やだよそんなの」と言って涙ぐむ。

 次の日の夜、ケンジが帰宅すると、シロさんは自分とおそろいのエプロンをプレゼントする。するとケンジは「遺言書作って、シロさんの遺産、受け取るよ」と言って昨日の発言を反省する。続けてシロさんも「俺の遺産を譲ろうと思う相手はお前ぐらいだ」と思いを告げる。

 放送終了後、SNS上には「シロさんが『財産を譲ろうなんて思うのはお前くらいだ』と言うのは最高の愛の告白。それを受けて、「死ぬまで一緒にいる。死んでも一緒にいる」というケンジは相変わらずシロさんラブ」「泣いたー! この二人って理想の夫婦。 性別なんか関係ないよ! こういう夫婦になりたい!」「2人を結婚させてやれよ、日本よ」などの声が投稿された。

 また、このほか「最終話。現代社会に一石を投じる結末。養子縁組を避けるケンジの真意。遺言を受け取るまでの心の動きに、涙が止まらず。」「シロさんとケンジの幸せな食卓の景色に感動するよりも、同性婚がいまだに合法化されていないこの国への怒りがヤバすぎ『クソー!』って言いながら泣いた」「『親子になりたいわけじゃないもん』と、必死に涙をこらえて声を震わせるケンジにもらい泣きするなと言う方に無理がある。同性婚が認められていない現状に踏み込んだこのエピは、原作で読んだ時より心に響いたよ」といった声も寄せられた。

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