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アルテリーヴォ和歌山(13年連続13回目)

 北口雄一監督が掲げる”ハンティングフットボール”を今季も継続する。攻撃時はゴールを狩る、守備時は相手ボールを狩りにいく。指揮官は「守備のプレスは関西リーグでも機能している。攻撃ではサイド攻撃を繰り出しつつ、後方からの組み立てを良くしていきたい」とチームの現在地を説明する。今オフには久保裕一と三浦修が引退。2年続けて複数の主力選手がユニフォームを脱いだが、主将に復帰した大北啓介は「若い選手が加わって運動量は昨年よりも上がった」、就任2年目を迎える北口監督も「チーム全体で声を掛け合って集中力を発揮している」と今年の強みに自信をのぞかせる。

 和歌山県大会の決勝は9-0と大勝。FW陣は久保賢悟がハットトリック、門司涼佑と佐々木佳亮もゴールを決めるなど新加入選手が活躍し、昨季の主力だった中西倫也も4アシストを記録している。タイプの異なるFWが2トップの座を競っており「北口監督の掲げるサッカーでゴールを目指したい」(門司)と意欲的だ。

 天皇杯は13年連続出場となる一方で、いまだJリーグ勢に勝利できていない。まずは初戦突破に全力を注ぎ、「和歌山県代表として結果をつかみたい」(大北)という悲願を今年こそ達成したい。

 

(雨堤俊祐)

天皇杯サッカー