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Y.S.C.C.横浜(3年ぶり9回目)

 神奈川県代表決定戦は延長の末、大学生チームに競り勝った。均衡を破れない展開にもじれず、相手の運動量が落ちたところで連続得点する試合巧者ぶりを発揮。就任3年目のシュタルフ悠紀監督は「守備の距離感やはめ方といった戦術的な細部で勝利することができた」と満足げだ。

 今季のJ3では下位に低迷するが、課題の守備が締まってきた。在籍6年目のGK佐川亮介や主将の土館賢人を中心に、劣勢でも高い集中力を示している。指揮官は「あとは最後の質の部分。もっとゴール前で連動してネットを揺らしたい」と攻撃面に目を向ける。

 専用の練習場を持たず、人工芝グラウンドを借りてトレーニングするなど環境は厳しい。同じ県内に六つのJクラブがひしめく中、天皇杯出場は存在感を示す好機だ。シュタルフ監督は「ジャイアントキリングできるように、まずは(初戦の)茨城県代表を倒したい」と意気込む。

 

(神奈川新聞)

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