北九州市立文学館で「森崎和江展」、開館20周年記念で開催文学と名建築が織りなす空間で

読書や芸術鑑賞にぴったりの秋。福岡県の北九州市立文学館は、11月に開館20周年を迎えるのを記念して、秋の特別企画「森崎和江展 響きあういのち、響きあうことば」を10月24日(土)~12月13日(日)まで開催する。開館記念日の11月1日(日)には、北九州ゆかりの作家・藤野千夜氏と山崎ナオコーラ氏を迎えた記念トークを開く。
筑豊の炭鉱地域などを拠点に、社会の周縁に生きる人びとに焦点を当て、民衆の中に息づく「日本」を探し続けた詩人で作家の森崎和江さん(1927〜2022)。特別企画では、寄贈された資料を初公開し、森崎さんの生涯と思想の軌跡をたどる。
会期中は、社会学者の上野千鶴子氏による特別講演会「森崎和江への/からの旅」(11月22日開催)など、多数の関連イベントも予定されている。
同館は、建築家・磯崎新氏が手がける洗練された建築美と、時間や天候で表情を変える神秘的なステンドグラスが特徴。開放的な交流ひろばには、北九州市の文学の歩みが展示されている。常設展にはゆかりの文学者のほか、高橋睦郎氏、村田喜代子氏、平野啓一郎氏、松尾スズキ氏などの自筆原稿が展示されている。

森崎和江さん。中間市自宅にて=1976年7月
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