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【スズキナオのグルメルポ】いりこ:第3回 大阪空堀の文学な建物でいりこに浸る

 「橋の湯食堂」の「湯」は、もともとこの近くに銭湯があったことにちなんだものだそう。店内には銭湯ののれんが飾ってあり、壁のペンキ絵も銭湯気分を高めてくれる。

優しい味付けの料理も相まって、心が温まるような、落ち着いた空間。いりことは関係ないけど、お刺身の盛り合わせもおいしかった!

 最後に、橋本さんに「いりこのおっちゃんへ、何か伝言はありますか?」と聞いた。「いつもありがとうございます、ですかね(笑)。ずっと使わせていただきたいので、お体に気をつけて、これからもよろしくお願いします」とのことだった。

 年齢的に、肉や揚げ物はほどほどでよくて、最近すっかりおいしい総菜をつまみながらお酒を飲むのが好きになってきた私。やまくにのいりこが縁で、そんな自分にぴったりの店を知ることができた。いりこのだしがいかされた料理を味わいながら、またゆっくり飲みたいと思う。

「橋の湯食堂」(Instagram

住所:大阪府大阪市中央区谷町6-5-26 萌1F

営業時間:11時半〜14時半/18時〜22時

定休日:毎週水曜日、第2火曜日、第4日曜日

※本記事は、ことさら出版との連携企画です。


スズキナオ(X/tumblr)
1979年生まれ水瓶座・A型。酒と徘徊が趣味の東京生まれ大阪在住のフリーライター。WEBサイト「デイリーポータルZ」「集英社新書プラス」「メシ通」などで執筆中。テクノラップバンド「チミドロ」のリーダーで、ことさら出版からはbutajiとのユニット「遠い街」のCDをリリース。大阪・西九条のミニコミ書店「シカク」の広報担当も務める。著書に『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』『遅く起きた日曜日にいつもの自分じゃないほうを選ぶ』『家から5分の旅館に泊まる』(スタンド・ブックス)、『「それから」の大阪』(集英社)、『酒ともやしと横になる私』(シカク出版)、『思い出せない思い出たちが僕らを家族にしてくれる』(新潮社)、『大阪環状線 降りて歩いて飲んでみる』(インセクツ)。パリッコとの共著に『酒の穴』『酒の穴エクストラプレーン』(シカク出版)、『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』(ele-king books)、『“よむ”お酒』(イースト・プレス)、『ご自由にお持ちくださいを見つけるまで家に帰れない一日』(スタンド・ブックス)。

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