KK KYODO NEWS SITE

ニュースサイト
コーポレートサイト
search icon
search icon

上海で開催のGlobal Data Ecosystem Conference、国際的なデジタル協力やデータとAIの統合について議論

AsiaNet 201974 (0217)

 

【上海2026年11月2日新華社=共同通信JBN】Global Data Ecosystem Conference 2026(2026年グローバルデータエコシステム会議)のメインフォーラムが2日、上海で開催され、業界の専門家やビジネスリーダーらが、国際的なデジタル協力やデータと人工知能の統合について議論しました。

 

「Data Intelligence Connecting the World(世界をつなぐデータインテリジェンス)」をテーマに掲げた本会議では、新たなイニシアチブが発表されたほか、さまざまな業界におけるデータ技術の実用化促進に向けた取り組みについても議論されました。

 

中国気象局は開会式で、Shanghai Node for International Exchange of Earth System Data(地球システムデータ国際交換上海ノード)とTrusted Data Space for the Meteorological Industry(気象業界向けトラステッドデータ・スペース)という2つの主要イニシアチブを紹介しました。これらの成果はスマートシティーの発展を後押しし、デジタル経済の質の高い成長を支えるものと期待されています。

さらに、World Data Organization Maritime and Trade Digitization Specialized Committee(世界データ機構・海事貿易デジタル化専門委員会)のワーキンググループが正式に発足しました。同グループは、上海が持つ海運・貿易の強みを生かし、港湾および貿易業務のスマート化を支援することが期待されています。

 

発足式には、National Data Administration(国家データ管理局)のInternational Data Governance Cooperation Department(国際データガバナンス協力部)ディレクターのSong Xianrong氏と、Shanghai Data Groupの会長であるWu Jianxiong氏が出席しました。

また、本会議ではChina-Kazakhstan Industrial Cooperation in Digital Economy(中国・カザフスタンデジタル経済産業協力)イニシアチブも正式に立ち上げられました。このイニシアチブを通じて、両国はデジタル経済産業の研究、国境を越えたデジタルインフラの共同開発、スマートシティーの建設、データ要素市場の整備などの分野で協力していきます。

 

さらに本会議では、2026 Data Elements × Competition(生産要素としてのデータの相乗効果を引き出すことを目的とした全国コンテスト)の上海地区大会の表彰式が行われました。上海の同コンテストでは、気象サービス、製造業、金融サービス、グリーン・低炭素開発、ヘルスケアなど20の主要カテゴリーで実施され、143チームが受賞しました。受賞プロジェクトは、コンテスト段階から実社会での産業応用へと移行するための支援を受けることになります。

また、中国National Data Administration直属の研究機関であるNational Data Development Research Instituteは、産業チェーン全体にわたる複数の主要企業と共に、Token Industry Ecosystem Synergy Initiative(トークン産業エコシステム・シナジーイニシアチブ)を発表しました。このイニシアチブは、「トークン」分野における標準化、評価、実用的な応用シナリオの構築を推進するとともに、大規模AIモデル時代において、AIトークンを勘定単位とし、データの測定、価格設定、流通に向けた新たな道筋を切り開くことを目指しています。

▽新興産業の動向を専門家が議論

中国科学院のSun Shengli氏はメインフォーラムで、専門データセンターのアーキテクチャーと持続可能なエコロジー、科学データのマイニングと活用を支える基盤となる道筋について講演を行いました。

 

カザフスタンの代表者は、同国のデジタル経済の発展における経験を共有し、中国とのデジタル協力に向けた新たな展望を示しました。International Institute for Future Industriesの創設者であり、AI経済学の先駆者であるJoe Weinman氏は、データ主導による産業変革について分析しました。

国連経済社会局(UN DESA)のDivision for Public Institutions and Digital Government(公共機関・デジタルガバメント部門)でDigital Government Branchの責任者を務めるVincenzo Aquaro氏は、AIエージェントの時代に焦点を当て、デジタルガバメントの世界的な発展に関する最先端の研究を共有しました。

 

Shanghai Data GroupのWu Jianxiong会長は、同社がオープンで共有可能かつ互恵的なコミュニケーションプラットフォームを構築し、生産要素としてのデータの改革に深く関与するとともに、業界パートナーと連携してデータ資源の協調的な発展を促進していくと述べました。

▽技術・産業革新を発表

フォーラムでは、リサイクル可能な素材を対象としたカーボンフットプリント認証チェーンが立ち上げられました。このシステムはデータ機能を活用することで、リサイクル可能な素材のエンドツーエンドのトレーサビリティーと管理を可能にし、循環型経済の拡大と標準化を促進します。

 

また、Shanghai Electronic Certificate Authority Centerが開発した、AIエージェント向けのトラステッド・ガバナンスプラットフォームであるUniTrustも発表されました。このプラットフォームは、データ要素の安全かつ信頼性の高い流通を確保するための、デジタルトラストの基盤レイヤーを構築することを目的としています。

さらに、AIを活用した科学研究のためのワンストップ型オープンコミュニティーであるAIsaisiから、質の高いデータセットの初回分が公開されました。これにより、最先端の科学研究やイノベーションを支援するためのデータリソースが提供されます。

 

また、National Data Development Research Institute、Shanghai Data Group、そしてShanghai Data Research Instituteは、ブロックチェーン、データ、AIの統合的な発展に関する一連の研究成果を共同発表しました。

ソース:The Global Data Ecosystem Conference 2026

 

編集部からのお知らせ

新着情報

あわせて読みたい