ヨーグルトの継続摂取で血糖コントロールが改善 明治などの研究グループが発表、個人差で違いも判明
明治(東京)は、ヘルスデータ解析事業などを手がけるザ・ファージ(同)、千葉大学大学院医学研究院・川上英良教授との共同研究で、ヨーグルトを継続摂取すると血糖コントロールが改善し、腸内細菌叢(腸内フローラ)に影響を及ぼすことが分かった、と発表した。
研究は、糖尿病ではない日本人の成人303人を対象に、2種類の株で発酵させたヨーグルト200グラムを84日間朝食時に摂取してもらい、第1~4期それぞれの期間で計4日間、持続血糖測定とウエアラブルデバイスでモニタリングして評価した。また、腸内細菌叢の個人差と血糖改善効果との関連も調べた。
その結果、①平均血糖値 ②血糖波形(血糖値の1日の推移)の振幅 ③血糖波形の滑らかさ―の3つの指標で改善が見られた。また、腸内環境や代謝機能の改善に関係があるとして注目されている酪酸産生菌などの腸内細菌が増えており、代謝が良好な状態に変わったことが示唆されたという。ヨーグルトの摂取を始める前に酪酸産生菌が多い人ほど血糖波形の改善効果が高い可能性も示唆された、としている。
明治は今回の研究成果で、ヨーグルトの摂取が整腸作用や血糖コントロール改善に関与する可能性が示されたとともに、腸内細菌叢の個人差が血糖コントロールの状態に関連することが判明したことで今後、個別の栄養介入戦略の開発につながることが期待される、としている。
研究成果は、米専門誌「ザ・ジャーナル・オブ・ニュートリション」の電子版に5月19日、掲載された。また5月22日に開催された第69回日本糖尿病学会年次学術集会で発表された。














