カーボン製釣り竿の技術活用し、医療機器開発に参画 グローブライド、脳神経外科手術で使用するヘッドピン

釣り用品やスポーツ用品を製造・販売するグローブライド(東京)は、金型用標準部品などを製造するタカイコーポレーション(岐阜県美濃市)とともに、東京慈恵会医科大学発のスタートアップ企業・スパインテック(東京)が主導する医工連携プロジェクトに参画し、脳神経外科手術で使用する医療機器として「STIヘッドピン」を開発した。
ヘッドピンは患者の頭蓋骨を3点で支持する器具で、手術の際に頭部や頸部(けいぶ)を一定の位置に安定して固定することができる。術中にCTを撮影したりナビゲーションシステムを使用したりする際、金属由来の画像ノイズを抑制し、X線を透過しやすい素材が求められており、それらの条件を満たすカーボン素材に着目し、開発を進めたという。
開発に当たり、グローブライドがカーボン製の釣り竿開発で培った設計・成形技術と、タカイコーポレーションが持つ高度な加工技術を活用した。
5月7日に、「STIヘッドピン」を用いた初の臨床症例が東京慈恵医大付属病院で実施された。グローブライドは「フィッシング分野で培ったカーボン成形技術が、医療分野における課題解決にも貢献できたことを大きな意義と捉えている」とコメントした。
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