KK KYODO NEWS SITE

ニュースサイト
コーポレートサイト
search icon
search icon

ウォルターズ・クルワー、2026年版Future Ready CFO日本レポートを発表

強固なガバナンス、サステナビリティ重視、慎重なAI導入のもとでデジタル化を推進

2026年3月10日

ウォルターズ・クルワーは本日、2026年版 Future Ready CFO日本レポートを発表しました。本レポートは、日本の経営管理や経理財務の幹部やリーダー層が規律あるガバナンス優先のアプローチでデジタル化を進めていることを示しています。調査結果によると、今後3年間でAIが予算編成、予測、業績分析を変革すると予想する日本の経営管理リーダーは57%にとどまり、グローバル平均を5ポイント下回りました。

 

ウォルターズ・クルワー CCH Tagetik 日本 マネージングディレクター 箕輪 久美子は次のように述べています。

「日本の経営管理リーダーの皆様は、明確な責任意識を持って2026年を迎えようとされています。世界のCFOが直面している主要な経営課題と同様のプレッシャーが、日本企業にも及んでいると認識しています。その中で私たちが最優先としているのは、デジタル化、とりわけAIの導入が、ガバナンスの強化、精度の向上、そしてステークホルダーからの信頼確保につながることを確実にすることです。この慎重な姿勢は、持続可能な変革は単なるスピードではなく、強固なリスク管理と長期的なレジリエンスの上に築かれるべきであるという信念の表れです。」

 

日本の回答者は有意義な変化を予想しているものの、そのペースは抑制的であり、精密性、リスク調整、ESG圧力や人口動態の現実といった外部要因への関心の高まりによって特徴づけられる、日本特有のCFOリーダーシップモデルを形成しています。

 

AIとデジタル変革は慎重かつ強固な監督のもとで進展

日本の経営管理リーダーはAIを評価している一方で、自動化を拡大する前に影響、ROI、ガバナンス体制の明確化を求めています。

主な調査結果:

 ・長期戦略と財務モデリング(55%)、および資本配分とROI分析(54%)におけるAI主導の変革への期待も、グローバル水準を5ポイント以上下回る水準

 ・34%がAIの主な懸念事項として人による判断・監督機能の喪失を挙げており、グローバル比5ポイント以上上回る(日本のAIスタンスを最も際立たせる特徴のひとつ)

 ・データ品質への懸念は日本27%(グローバル37%)

 ・日本の経営管理組織の20%がデジタル成熟度の最下位層に位置(ガバナンス主導による意図的なデジタル化の表れ)

この慎重なアプローチは、財務意思決定における強固な監督、価値の明確性、人間の判断の維持を重視する日本の姿勢を反映しています。

 

サステナビリティは日本においてより強い業務推進力

サステナビリティは日本レポートにおいて最も顕著なテーマの一つです。

 ・38%がサステナビリティ圧力が組織に影響を与えていると回答(グローバル30%)

 ・35%が今後1年間で役割レベルでの大きな影響を予想(グローバル28%)

 ・長期的には84%がサステナビリティ圧力が経営管理上級職を再構築すると予想

 ・30%が労働力および人口動態の変化を主要な組織的圧力と認識(グローバル24%)

 ・これらの圧力にもかかわらず、サステナビリティと社会的責任を将来のCFOの決定的特性と位置づけたのは8%

これらの結果は、日本がサステナビリティをCFO個人のアイデンティティというよりも、企業全体の戦略的要件として捉えていることを示しています。

 

リスクおよび規制対応の厳格性は基盤的強み

リスクガバナンスは日本の経営管理アイデンティティと組織内の有効性を支え続けています。

 ・76%が経営管理と他部門との協働を「効果的」と評価

 ・74%がCFOとCTO、CIO、CSOとの協働を「効果的」と評価

 ・73%が人材およびデジタルスキル育成において組織が効果的であると回答

これらの指標は、日本の強固なガバナンス文化、厳格な自己評価、部門横断的整合性への高い基準を反映しています。

 

人材とリーダーシップの進化はリスク管理と信頼性を重視

日本における将来のCFOスキルプロファイルは、グローバル傾向と顕著な違いがあります。

 ・59%がリスクおよびコンプライアンスの専門知識を不可欠と回答(グローバル49%)

 ・データ分析およびデジタル習熟度を優先するのは43%(グローバル51%)

 ・CFOがデジタル変革およびテクノロジー加速を主導するとの期待はグローバル水準を下回る

日本のCFO人材モデルは、ガバナンス、信頼性、全社的リスク管理能力を重視しており、デジタル能力は重点強化領域として位置づけられています。

 

資本配分の意思決定は人口動態の圧力と選択的テクノロジー投資を反映

日本の資本配分環境は、人口動態の現実、サイバーセキュリティへの配慮、そしてデジタル投資に対する慎重な姿勢によって形づくられています。

 ・33%がグローバルな労働力と人口動態の変化を資本配分への影響として言及(グローバル26%)

 ・30%がサイバーセキュリティの脅威を重要な影響要因と認識(グローバル25%)

 ・デジタル変革を直接的な資本投資推進力として挙げたのはわずか25%(グローバル33%)

 ・今後3年間でAIが資本配分とROI分析を変革すると予想しているのはわずか54%(グローバル62%)

日本の資本戦略は、ガバナンス、業務セキュリティ、人口動態計画と整合した、選択的で目的に即したデジタル化を優先しています。

 

レジリエンス、精密性、長期的価値創造によって定義される経営管理機能

2026年版日本調査結果は、サステナビリティ圧力、人口動態の変化、ガバナンスの強度、AI導入への慎重なアプローチによって形成された経営管理機能を明らかにしています。デジタル成熟度の強化、分析とテクノロジー能力の拡大、信頼されたガバナンスフレームワーク内でのAI主導の洞察の統合が、日本の経営管理の将来の中心となります。

 

戦略的着実性、リスクに整合した意思決定、長期的価値志向における日本の強みは、複雑かつ変化の激しい経営環境を通じて組織を導く立場にCFOを位置づけています。

 

 

 

ウォルターズ・クルワーについて

ウォルターズ・クルワー(EURONEXT: WKL)は、医療、税務・会計、金融・企業コンプライアンス、法務・規制、経営管理・ESGの各分野における専門情報、ソフトウェアソリューションとサービスのグローバルリーダーです。深い専門知識とテクノロジー・サービスを組み合わせた専門的ソリューションを提供することで、お客様が日々重要な意思決定を行えるように支援しています。

 

ウォルターズ・クルワーは、2025年に61億ユーロの年間売上高を計上しました。同グループは180カ国以上の顧客にサービスを提供し、40カ国以上で事業を展開、全世界で約2万1600人を雇用しています。本社はオランダのアルフェン・アン・デン・レインにあります。

 

ウォルターズ・クルワーの株式はユーロネクスト・アムステルダム(WKL)に上場しており、AEX、Euro Stoxx 50、Euronext 100の各指数に採用されています。また、米国市場向けにスポンサー付きレベル1米国預託証券(ADR)プログラムを設け、店頭市場で取引されています(ティッカー:WTKWY)。

 

 

詳細はWebサイトやSNSから入手ください。

CCH Tagetik詳細:https://www.wolterskluwer.com/ja-jp/solutions/cch-tagetik

LinkedIn:https://www.linkedin.com/company/tagetik-japan/

編集部からのお知らせ

新着情報

あわせて読みたい