Johnson & Johnson 「Value of Time」キャンペーン第2弾 患者さん視点での新しい調査結果を発表
Johnson & Johnson
「Value of Time」キャンペーン第2弾 患者さん視点での新しい調査結果を発表
肺がん患者さんは「生存期間を延ばすために、できるだけ効果に期待ができる治療」を最も重視、 重視以上の割合は90%
Johnson & Johnson(日本における医療用医薬品事業の法人名:ヤンセンファーマ株式会社、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:クリス・リーガー、以下 「J&J」)は、肺がん患者さんにご家族や大切な人と過ごすかけがえのない時間への希望を持ち続け、未来を思い描きながら治療に臨んでいただきたいとの想いから、「Value of Time」 キャンペーンを展開しており、この度、キャンペーンの第2弾として調査結果とキャンペーン動画を公開します。
今年7月にJ&Jが実施した調査の結果では、肺がん患者さんは初回薬物治療を決める際の価値観として「生存期間を延ばすために、できるだけ効果に期待ができる治療」を最も重視していました。また 治療の段階にかかわらず「家族や大切な人と一緒に過ごす時間をできるだけたくさん持つこと」を大事な価値観として考えていることがわかりました。
そこで本日、患者さんがこれらの想いを医師に伝え、納得できる治療を見つけることができるよう、広く呼び掛けていくための動画も公開しました。
J&Jが実施した、肺がんステージIIIB~IVもしくは術後再発と診断され、薬物療法を実施した患者さん188人を対象とした調査では、主に以下の点が明らかになりました。
■初回薬物治療を決める際「生存期間を延ばすために、できるだけ効果に期待ができる治療を受けたい」を非常に重視45%、重視以上は90%
患者さんが初回薬物治療を決める際に「非常に重視していた」こととして、最も多かったのは「生存期間を延ばすために、できるだけ効果に期待ができる治療を受けたい」で45%、次に「家族や大切な人と一緒に過ごす時間をできるだけたくさん持ちたい」で40%を占めました【図1】。「非常に重視している」と「重視している」を合計するとそれぞれ90%と91%を占めます。
■現在は「家族や大切な人と過ごす時間をできるだけ長く」、「希望を持って前向きに過ごす」を非常に重視52%、重視以上は94%と96%
また、現在の状況で「非常に重視している」こととして、最も多かったのは「家族や大切な人と一緒に過ごす時間を、できるだけたくさん持ちたい」、「病気があっても、希望を持って前向きに過ごしたい」で52%を占めました【図2】。「非常に重視している」と「重視している」を合計するとそれぞれ94%と96%を占めます。
初回治療時も現在も、45%の患者さんが少しでも長く生きるため、効果の期待できる治療を受けたいと考えていました。また、治療の段階にかかわらず、患者さんの「家族や大切な人と過ごす時間をできるだけ長く持ちたい」との思いは大きく変わらず、患者さんにとって大事な価値観の1つであることが明らかになっています。
■初回薬物治療に求めること、27%は「がんが進行・増悪しない期間が延びる」、「生存期間が延びる」
初回薬物治療に患者さんが求めることとして「がんが進行・増悪しない期間が延びること」および「生存期間が延びること」が最も多く、それぞれ27%が、全生存期間や無増悪生存期間の延長を挙げました。そして次に多かったのが、「がんになる前と同じ生活が続けられること」で20%でした【図3】。
■シェアード・ディシジョン・メイキング(Shared Decision Making: SDM)の実施度が高い人ほど、治療満足度も高い
初回薬物治療を実施する際のSDMの実態を調べました。その結果、SDM高得点群の治療満足度は10点満点中8.4点、低得点群は6.1点と、SDMを実施している群の方が治療満足度も高いことが示されました【図4】。
*本調査における全回答者の SDM-Q-9スコア(45点満点) の中央値は28点であった。28点以上を「SDM高得点群」、28点未満を「SDM低得点群」と定義した。
本調査に協力いただいた、NPO法人肺がん患者の会ワンステップの理事長である長谷川一男氏は次のように述べています。「家族や大切な人と過ごす時間が大事であるという結果に共感します。私たち患者にとって長く生きることに加え、かけがえのない時間をどのように過ごすかも重要です。患者の強い想いや価値観を主治医に伝えることで、納得のいく治療法の選択につながると考えます」
「Value of Time」動画について
本動画では、患者さんが肺がんと診断され、これから病とともに生きていく上で、自分にとって何が1番大切なのかを、四季折々の情景、家族や仲間との思い出を振り返りながら考えます。そしてその中で、家族や自分の周りにいる大切な人との時間を過ごしていくことの大切さを改めて感じます。動画の後半では、患者さんがこれから病とともに生き、大切な人との時間を少しでも長く過ごすために、医師とともに治療について話し合うよう呼び掛けています。(動画はこちら)
J&Jは、肺がんと闘う患者さんに希望をもたらし、かけがえのない1分1秒を応援し支えていくため、今後、患者さんや専門医のインタビュー動画などを紹介して参ります。
【調査概要】
調査主体:Johnson & Johnson (法人名: ヤンセンファーマ株式会社)
調査協力:NPO法人肺がん患者の会ワンステップ
調査期間:2025年7月22日~29日
調査対象者:局所進行又は遠隔転移があるステージIIIB~IV及び術後再発と診断され、薬物療法を実施した患者さん
方法:インターネット調査(調査実施会社:株式会社インテージヘルスケア)
【主な調査結果】
【図1】 初回薬物治療決定時の価値観 (n=188)
初回薬物治療決定時に非常に重視していたこととして、45%の患者さんが「生存期間を延ばすために、できるだけ効果に期待ができる治療を受けたい」と答えており、「家族や大切な人と一緒に過ごす時間を、できるだけたくさん持ちたい」(40%)、「自分らしい生活をできる限り続けたい」(38%)がそれに続く結果でした。
Q: あなたが初回薬物治療を決めた際の価値観(大切にしていたこと/信念)として、各項目がどの程度「重要であったか」をお答えください。
(複数回答)
【図2】 現在の価値観 (n=188)
治療を開始した後、現在の患者さんの価値観は、「病気があっても、希望を持って前向きに過ごしたい」(52%)、「家族や大切な人と一緒に過ごす時間を、できるだけたくさん持ちたい」(52%)、自分らしい生活をできる限り続けたい(51%)など、かけがえのない時間をどのよう生きるかという価値観が高まる傾向がみられ、生存期間を延ばすことで実現したい未来が明確になることが示されました。
Q: 現在のあなたの状況における「価値観」として、各項目がどの程度「重要だ」と感じているかお答えください。(複数回答)
【図3】初回薬物治療について望むこと (n=188)
1位で最も多かったのは「がんが進行・増悪しない期間が延びること」と「生存期間が延びること」でいずれも27%でした。
Q: 初回薬物治療であなたが望んでいたことを、1番目から3番目までお答えください。
【図4】 初回薬物治療に対する満足度
治療満足度は、SDM高得点群が低得点群に比べて有意に高く、平均値はそれぞれ8.4点と6.1点でした。
満足度指数7以上で見ると、高得点群の90%に対し、低得点群は46%と大きく差が開きました。
*本調査における全回答者の SDM-Q-9スコア(45点満点) の中央値は28点であった。28点以上を「SDM高得点群」、28点未満を「SDM低得点群」と定義した。
Q: 初回薬物治療を決めた際の進め方について、あなたの満足度を10点満点で教えてください。
Value of Timeキャンペーンについて
世界的に医療イノベーションが加速し、肺がん治療の個別化と精密さが増す中、J&Jは、革新的な医薬品を提供するだけでなく、肺がんと闘う患者さんに希望をもたらし、かけがえのない1分1秒を応援し支えていくためのさまざまな活動を「Value of Time」と名付け、展開しています。
患者さんが自身の治療選択肢を十分に理解したうえで、適切な治療を受けるためには、患者さんご自身の思いや考えを医師に伝え、医師とともに治療を選択するSDMが重要です。J&Jは、肺がん治療におけるリーディングカンパニーとして、SDMの浸透を図り、日本国内だけでなく、世界のSDMや患者さんに資する情報を提供し、患者さんの1分1秒を後押ししていきます。
「Value of Time」キャンペーンサイト:
URL:https://innovativemedicine.jnj.com/japan/value-of-time
アジアパシフィックでのSDMの取り組み:
This World Lung Cancer Day, we asked people for their 3rd Opinion | Street Interview
Johnson & Johnson について
Johnson & Johnsonは、健康こそすべてだと考えています。ヘルスケアイノベーションにおける私たちの強みが、複雑な病を予防、治療、治癒し、治療をよりスマート化した、低侵襲なものに進化させ、一人ひとりの患者さんに合ったソリューションを提供することができる世界を築く力になります。Innovative MedicineとMedTechにおける専門性を生かし、将来の飛躍的な進化に向けてヘルスケアソリューションの幅広い領域でイノベーションを推し進め、人々の健康に大きなインパクトを与えていきます
日本におけるJohnson & Johnson Innovative Medicine について
Johnson & Johnson Innovative Medicine は、米J&Jグループにおける医療用医薬品事業の名称です。日本では、1978年の設立以来、これまでヤンセンファーマ株式会社として、患者さんの治療に貢献する多くの医薬品をお届けしてきました。私たちは、アンメットニーズに基づく開発戦略のもと、注力疾患領域―がん、免疫疾患、精神・神経疾患、心・肺疾患領域における学術および情報提供活動を強化しながら、私たちの薬剤を必要とする全ての患者さんが適切なタイミングでベストな治療を選択するための活動を続けています。私たちは、医療の未来を切り拓き、日本の患者さんに革新的な医薬品をお届けしていきます。Johnson & Johnson Innovative Medicineに関する詳しい情報はwww.jnj.com/innovativemedicine/japan/をご覧ください。
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