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外に出るのがつらい日こそ、一歩を踏み出そう──梅雨に歩くことのすすめ

梅雨の季節になると、気分が落ち込みやすくなり、体もだるく感じるという声が増えてきます。
外に出るまでが遠く感じてしまうのは、気のせいではありません。
湿気や気圧の変化、日照不足が、自律神経や脳の働きに影響を与えているからです。
けれど、そんな不調が出やすい季節だからこそ、「歩くこと」が大きな助けになります。
歩行は単なる移動手段ではありません。
精神科の視点から見ても、歩くことには気分や自律神経を整える効果があります。
特に梅雨の時期には、その力がいつも以上に必要とされます。
歩くことで整う理由は、大きく分けて三つあります。
一つ目は、リズム運動によってセロトニンの分泌が促されることです。
セロトニンは、気持ちを安定させる神経伝達物質として知られており、
歩行や軽い運動によってその分泌が高まることが研究からも明らかになっています。
二つ目は、脳の前頭前野が刺激されることです。
前頭前野は感情の制御や集中力に関係しており、
歩行中にはこの部分の活動が高まるという研究報告もあります。
気分が不安定なときや、思考がまとまりにくいときに、歩くことで脳がリセットされる感覚があるのはそのためです。
三つ目は、外の環境に身を置くことで感覚刺激が得られることです。
室内にこもっていると、視覚・聴覚・体感温度などの刺激が単調になります。
外に出て歩くことで五感が刺激され、脳が目覚め、自律神経の調整に役立ちます。
特に、朝の光を浴びながらの歩行は、体内時計を整える効果があり、睡眠の質にもつながります。
ではなぜ、梅雨の時期にこそ歩くべきなのでしょうか。
この季節には、日照不足によるセロトニンの低下、気圧や湿度の変動による自律神経の乱れ、
運動不足からくる代謝の停滞、そして閉塞感といった複合的なストレス要因が存在します。
その結果、気分の落ち込み、無気力、不安、イライラといった症状が現れやすくなります。
その悪循環を断ち切るには、小さく外に出ることです。
本格的な運動ではなくてもかまいません。
まずは玄関に立ち、靴を履くことから始めてみてください。
脳は「靴を履く」という行動を「出かける準備」として認識します。
玄関に立った時点で、すでに心と体に変化が起きています。
出かけられそうなら、家の周りを3分だけ歩いてみてください。
時間が短くても効果はあります。
大切なのは「歩いた」という感覚を体に刻むことです。
その小さな成功体験が、次の行動を後押ししてくれます。
雨の日には、無理をせず、傘をさして深呼吸だけでもしてみてください。
空気が重たいときでも、新鮮な刺激が脳を目覚めさせます。
呼吸が深くなるだけで、緊張が少しほどけるはずです。
歩行は、こころの“地ならし”です。
気持ちが不安定なとき、まず地面を感じて歩くことで、
自分の中のリズムが取り戻されていきます。
地に足をつけるとは、実際に足を使って歩くことです。
それは同時に、心のバランスを取り戻すということです。
足元の感覚が安定することで、呼吸も浅くならず、感情の揺れも少し和らぎます。
歩くことは、身近なケアでありながら、
脳、神経、気分、そして姿勢にまで影響する包括的な方法です。
特別な道具も時間もいりません。
今日、玄関に立つことから始めてみてください。
それだけでも、昨日より少し整った自分に近づくことができます。
外に出るまでが遠いと感じる日こそ、小さな一歩を。
歩くことは、心に届く行動です。
梅雨という季節が教えてくれるのは、止まっている時間にこそ動く意味がある、ということかもしれません。

《参考文献》
『1万人を治療した天気痛ドクターが教える 「天気が悪いと調子が悪い」を自分で治す本』佐藤純著
『体の不調がスーッと消える「天気痛さん」の本』佐藤純・片岡信和監修

<筆者略歴>

上野 由理:美脚専門家 美容業界歴約30年。
美脚の常識を覆し、独自の視点で新たな価値を生み出す革新者。

20代で業界3位のエステサロンにて美顔・脱毛・痩身を担当。
全国100店舗中売上1位を維持し、恵比寿本店を含む4店舗の責任者を歴任。
毎月1,000万円を売り上げる実績を持つ。
ミス・ユニバースのファイナリストも担当。
特に痩身コースで下半身やせの需要を実感し、美脚専門の道へ進む。
近年ではミスユニバース日本大会審査員・ビューティキャンプ講師を手掛ける。

2005年 3本指歩行を発明。
歩行の在り方そのものを根本から見直し、足指の使い方による身体への影響を体系化。
従来の歩行理論を覆し、インナーマッスルを活性化させる画期的なメソッドを構築。
この理論は特許を取得し、美脚だけでなく姿勢改善やスポーツパフォーマンス向上にも応用される。

【経歴】

2007年 足専門サロン「サロン・ド・コンソラーレ」設立。
既存のエステ概念にとらわれず、足の構造や歩行を軸に美脚を追求。

2009年 「美脚マエストラ」としてセミナー・講演活動を開始。
従来の美容法に疑問を投げかけ、科学的な視点から歩行と美の関係を発信。

2010年代 フットケアの重要性を広めるため、専門誌への寄稿や企業向けの研修を実施。
美脚だけでなく健康やパフォーマンス向上を目的としたトレーニング法を開発。

2020年11月 ノーブル合同会社設立。
メンズ美容の可能性に着目し、業界の常識を覆す独自メニューを展開。

2021年 「メンズ脱毛 美脚専門サロン ノーブル」を立川駅前に開業。
立川エリアでメンズ脱毛のパイオニアとして確固たる地位を築く。

現在、メディア出演や専門誌の執筆、企業研修、トークイベントなど多方面で活動。
美脚と健康を両立する新たなアプローチを発信し続けている。

また、整形外科医と柔道整復師が考案した
「20分で全身の筋肉の緊張をほぐすマッサージ」を唯一継承。
短時間で効果を実感できる施術として、BtoB向けにも展開し、
企業研修や施術指導を行っている。

【資格・認定】

シューフィッタープライマリーライセンス

日本靴医学会準会員
巻き爪矯正B/Sスパンゲ取扱認定者
AFA認定プロフェッショナルフットセラピストライセンス取得
AFA主催フットアロマ認定取得
調理師・栄養士
AFA認定フットアドバイザー1級ライセンス取得
AFA公認ウォーキングアナリスト認定
AFA青山フットケアアカデミー認定
ブロウマスター修了生
正規ララピール取扱店
20分2,800円マッサージ提供

上野 由理:美脚専門家

(上野 由理:美脚専門家)

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