中国とフランスの児童合唱団がパリで再び音楽のランデブー
五指山リー族ミャオ族児童合唱団は5月8日から10日まで
フランスで文化交流を行うため再び中国海南島中部から
出発した
AsiaNet 200814 (0064)
【五指山(中国)2025年5月14日新華社=共同通信JBN】5月はフランスでロマンスを体験する素晴らしい季節です。Wuzhishan Li & Miao Children’s Choir(五指山リー族ミャオ族児童合唱団)のメンバー約20名は、フランスでの文化交流に向けて中国・海南島を再び出発しました。
5月9日夕刻(現地時間)、300人近い賓客が両国間の友情を際立たせたショーを楽しもうと、パリ中心部にある劇場のCafé de la Danse(カフェ・ド・ラ・ダンス)の前に列を作りました。「Sing Wuzhishan to France”(フランスに五指山を歌う)」の中国版とフランス版が交互に歌われると、公演はクライマックスに達し、誰もが思わず歌に合わせて手拍子をしました。このイベントは「Auld Lang Syne(オールド・ラング・サイン)」で幕を閉じました。フランスの観衆の一人のMonicaさんは、とても印象的で、人と人の交流にわくわくしましたと表現していました。
レパートリーは、Wuzhishan Li & Miao Children’s Choir、Le Choeur des Polysons、La Chorale Chin’harmonie、Association Vent d’Orient Vent d’Occidentが共同で準備しました。Le Choeur des Polysonsのリーダー、Elisabeth Trigoさんは、「昨年5月に私たちは中国とフランスの外交60周年を祝って一緒に歌いました。昨年10月はLe Choeur des Polysonsが五指山で公演しました。子どもたちは音楽を通じて仲良くなり、互いの文化をより理解することができました。今日、私たちはパリで再会し、とても感動しています」と話しました。
もう一つの驚異的なシーンは、Huang Hailin さんとMatthieu Lecoqさんによるコラボレーションでした。Hailinさんは海南の無形文化遺産で、リー族の竹楽器であるノーズフルート(鼻笛)の継承者です。MatthieuさんはOpéra de Parisのミュージシャンで、フルートを使って五指山の歴史と神話への愛情を表現します。Matthieuさんは「彼女と初めて共演して、中国と西洋の音楽の相乗効果が見つかり、とてもうれしいです」と話していました。
今年は中国とEU(欧州連合)の外交樹立50周年です。今回の訪問行事の主催者の一つである五指山市党委員会宣伝部(Publicity Department of the Wuzhishan Municipal Party Committee)によると、Wuzhishan Li & Miao Children’s Choirはユネスコ本部、Cinémathèque Française(シネマテーク・フランセーズ)、それに小学校も訪れ、素晴らしい世界遺産の多様性を見学し、フランスの唯一無二の芸術を体験しただけでなく、その素晴らしさを広めました。
海南は豊かな天然資源と文化資源に恵まれ、「Hainan Tropical Rainforest and the Traditional Settlement of Li Ethnic Group(海南熱帯雨林とリー族の伝統的集落)」をユネスコの世界遺産リストに加える上でのユニークな可能性を有しています。ユネスコ中国政府代表部のWang Ying副代表は「海南がさらに資源を統合し、無形文化遺産の組織的な保護と革新的な発展を強化できることを望みます」と語りました。
ソース:The Publicity Department of Wuzhishan Municipal Committee
