山口祐一郎&城田優がWキャスト「ダンス オブ ヴァンパイア」開幕 寺西拓人「見にきてくださる皆さまと踊り狂いたい」
ミュージカル「ダンス オブ ヴァンパイア」ゲネプロ・初日記念会見が10日、東京建物 Brillia HALLで行われ、出演者の山口祐一郎、城田優、フランク莉奈、中村麗乃、太田基裕、寺西拓人、石川禅、武田真治が登壇した。
本作は、ロマン・ポランスキー監督のカルト・ムービー『吸血鬼』を下敷きに、「エリザベート」「モーツァルト!」で知られるミヒャエル・クンツェが脚本・歌詞を手がけ、ジム・スタインマンが音楽を手がけたミュージカル。2006年に日本初演以来、再演を重ね、今回は6年ぶり6回目の上演となる。
日本初演から約20年にわたってクロロック伯爵を演じてきた山口は「この作品がようやく成人式を迎えて、『良い婿がこないかな』と思っておりましたら、ようやくきました。こんなに偉丈夫な“息子”ができて幸せです」とダブルキャストの城田の出演を喜んだ。
城田は山口の言葉に恐縮しながらも「ご紹介いただいたように20年続いているこの作品のシンボルともいえるキャラクターを、自分なりに日々、向上心を持ち続けて、最後まで演じられれば幸いです。コメディーとホラー要素が備わった、唯一無二のミュージカルを楽しんでいただけるよう精いっぱい演じます」と意気込んだ。

城田優(左)、山口祐一郎 (C)エンタメOVO
また、アルフレート役の寺西は「この夏は見にきてくださる皆さまと踊り狂いたいと思っています」と笑顔でコメントを寄せた。

寺西拓人(C)エンタメOVO
また、サラ役の中村が「母と父が名前を決めるとき、麗乃とサラで迷ったと聞いて、(この役を演じるのも)ご縁かもしれないと思いました。サラだった私をお見せできるのでぜひ楽しみにしていただけたらと思います」とあいさつをしたことを受けて、寺西は「僕も最近、親に聞いたら(名前の候補が)アルフか拓人だったと聞いていたので、親が見にきたら『アルフレートの寺西拓人だ』と伝えようと思います」と冗談を言って会場を沸かせた。
ダブルキャストの太田と寺西は「共有のお菓子ボックスがある。ずっと(一緒に)グミを食べています」と太田が話すほど仲が良いそうで、お互いをあだ名で呼び合う間柄。寺西は、太田が最初に「拓ピー」というあだ名をつけたことを明かし、「もっさん(太田)が拓ピーって言ったから演出の山田(和也)さんが律儀に、でも自信なさげに(拓ピーと)呼んでくれていたんですが、最近は“テラ”に変わりました」と稽古場でのエピソードも披露した。
舞台は、5月10日~31日に都内・東京建物 Brillia HALLほか、愛知、大阪、福岡で上演。

(左から)武田真治、寺西拓人、中村麗乃、城田優、山口祐一郎、フランク莉奈、太田基裕、石川禅 (C)エンタメOVO