「落語」のニュース

「落語の森」艶笑落語

2019年11月5日
 好事家にはよく知られているが「禁演落語」をご存じだろうか。1941(昭和16)年の戦時下、「時局にふさわしくない」と噺(はなし)家さん自らが、艶っぽい噺・社会倫理に背く噺など53種を高座にかけるのを禁じ、浅草の本法寺に … 続きを読む

「落語の森」番頭さん

2019年10月8日
 「番頭さんッ」と旦那が呼ぶシーンから始まる噺(はなし)がいくつかある。大概の番頭さんは、旦那に従順で働き者で、と相場は決まっているが、そうでない番頭さんもいる。  その最たるものが「百年目」に登場の治兵衛さん。実直で口 … 続きを読む

「落語の森」廓噺

2019年9月12日
 落語の中に「廓噺(くるわばなし)」というジャンルがある。言わずと知れた「女郎(じょろう)買い」の噺。多くの噺家さんは、「じょうろかい」と言っている。その当時は、女郎買いが当たり前に行われていて演者も客も共感し合えたのだ … 続きを読む

「落語の森」夏が来れば…

2019年8月7日
 まずは、「夢の酒」。夢の中の若旦那の振る舞いからケンカになる若夫婦、それを収めるためさっきの夢の中に大旦那が・・・という発想がすこぶる落語的である。なのに名人先代(八代目)桂文楽師が演じると、現実味を帯びるから芸の力は … 続きを読む

「落語の森」これって、同じ噺?!

2019年7月8日
 「時そば」と「時うどん」をはじめとして、東京と大阪で同様の内容なのにタイトルが違う噺(はなし)があることはよく知られている。  たとえば、「たらちね」と「延陽伯(えんようはく)」、「反対車」と「いらち車」、「野ざらし」 … 続きを読む

「落語の森」江戸っ子

2019年6月18日
 「江戸っ子は五月の鯉(こい)の吹き流し口先ばかり腸(はらわた)はなし」と振ってから入るのが「三方一両損」。江戸っ子の「宵越しの銭は持たねェ」という了見を端的に表した噺(はなし)。学生時代に聴いた新宿末廣亭での立川談志師 … 続きを読む

「落語の森」○○にちなんだ噺

2019年5月10日
 まずは「鰍沢(かじかざわ)」、三遊亭圓朝師の三題噺(ばなし)の名作。三題噺とは、江戸落語の祖・初代三笑亭可楽師が始めたとされる噺、お客から無関係の三つの題をもらい、即座に噺に仕立てるというもの。「鰍沢」では、「小室山・ … 続きを読む

「落語の森」●●からの卒業

2019年4月9日
 「独身(ひとりもん)からの卒業」、珍しい与太郎さんの結婚噺(ばなし)。「ろくろ首」あるいは「ろくろっ首」、上方だと「ろくろく首」になる。さるお屋敷のお嬢さんと婿養子の口があると聞いた与太さん、喜んでお屋敷に行くとこれが … 続きを読む

知ったかぶりで大変なことに 大人のほうがドキッと…

2019年3月18日
 知ったかぶり、はまずい。その場をやり過ごしても、後々大変なことになるのが常だ。落語をヒントに楽しく日本語を伝える絵本、『らくごえほん てんしき』(川端誠著)がKADOKAWAから発売された。  ある日、お医者さまから「 … 続きを読む

「落語の森」武士と町人

2019年2月26日
 噺(はなし)では弱い町民が権力を持った武士をからかい、笑う。表立ってできないことを落語という形で、これでもか、とやってのけて庶民は溜飲(りゅういん)を下げる。  夏の代表的な江戸噺「たがや」、時事ネタも入れられる便利な … 続きを読む

「落語の森」ご隠居さん

2019年1月29日
 「八っつぁんに熊さん、横丁のご隠居さんにバカで与太郎、人のいいのが甚兵衛さん」と言いながら噺(はなし)家さんは、いろんな噺に入っていく。今回は、なぜかいつも横丁にいるご隠居さんの登場する噺を。落語国の住人、とにかくご隠 … 続きを読む

「落語の森」若旦那

2018年11月22日
  何とも言えず、魅力的で落語っぽいのが「若旦那」という呼び名。真面目な若旦那がいれば、どうしようもなく遊び人の若旦那も。どちらも愛すべき存在。  まずは「紙屑屋(かみくずや)」。春風亭小朝師が二ツ目の頃から十八番(おは … 続きを読む

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