積水ハウスが住宅向け製品として国内初 LIXIL循環型低炭素アルミ 「PremiAL R100」を標準採用
サーキュラーエコノミー移行の実現に向け、 住宅部材におけるアルミの水平リサイクルスキームを構築
2026年8月3日
株式会社LIXIL
積水ハウス株式会社
株式会社LIXIL(以下 LIXIL)と積水ハウス株式会社(以下 積水ハウス)は、積水ハウスが新たに発売する住宅向け高断熱玄関ドア商品「H ins レイナス(エイチ インス レイナス)」「H ins トスタリッテ(エイチ インス トスタリッテ)」のアルミ部分に、リサイクルアルミ使用比率100%のLIXIL循環型低炭素アルミ「PremiAL R100(プレミアル アール100)」を標準採用したことをお知らせします。「PremiAL R100」が住宅向け製品に標準採用されたのは、今回が初めてとなります。これにより高い断熱性能による快適性や省エネルギー性に加え、リサイクルアルミ活用を通じた資源循環に配慮した住まいをお客様に提供いたします。
さらに、積水ハウスが運営する資源循環センターを核とした施工現場廃棄物の全量リサイクルを実現する取り組み「ゼロエミッションシステム」を活用した、アルミ部材の資源循環の取組みも開始しています。このたび、資源循環センターに回収されたリフォーム工事由来のアルミ部材を、LIXILが「PremiAL」としてアルミ建材へ再生する資源循環スキームを構築しました。これにより、国内で回収・再生した資源を再び住まいづくりに活用する、国内完結型の資源循環の取り組みを推進してまいります。
▲(左)H ins レイナス (右)H ins トスタリッテ
近年、気候変動や資源制約に加え、地政学リスクの高まりによる原材料の供給不安が、社会全体の課題となっています。こうした中、建設業界においてもCO₂排出量削減・環境負荷の低減に加え、原材料の安定確保とサプライチェーンの強靭化を図り、国内で発生する資源を回収し、繰り返し活用する仕組みの重要性が高まっています。また、資源価格高騰等を背景に、政府は循環経済行動計画を策定し、建築物にも多く活用されているアルミ展伸材の再生原料比率を2030年までに約4割に引き上げる目標を掲げています。しかし、国内のアルミ展伸材におけるリサイクル率は約34%*¹と低水準であり、さらに、国内で発生するアルミスクラップはCO₂排出量を削減できる貴重な資源であるにもかかわらず、日本からの輸出量は増加傾向にあります*²。
このような課題に対し、積水ハウスは、リサイクル部材*³だけで構成された住まいの実現を目指す「循環する家(House to House)プロジェクト」を始動し、さまざまなサプライヤー様とともに部材ごとのリサイクル開発を進めています。一方LIXILは、独自のリサイクルアルミ技術を有し、業界トップクラスのリサイクルアルミ平均使用比率86%を実現しています。
両社はこれまでも、積水ハウスが設計・施工する非住宅物件への「PremiAL R100」の採用などを通じて連携してきましたが、このたびCO₂排出量の削減や資源循環に対する取り組みをさらに加速させたい両社の意図が合致し、住宅向け高断熱玄関ドアへの「PremiAL R100」標準採用、および高度な資源循環スキームの構築が実現しました。
今後も両社の連携を深め、国内完結型の資源循環をはじめとする取り組みを広げることで、業界全体の資源循環の高度化を牽引し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります
【住宅部材におけるアルミの水平リサイクルスキーム】
本スキームでは、積水ハウスのリフォーム現場で発生したアルミ部材を、資源循環センターへ回収、リサイクルに適した状態に分解・選別してLIXILへ提供します。LIXILは、これを材料として独自技術によりリサイクルアルミ使用比率を高めた循環型低炭素アルミ「PremiAL」へ再生し、積水ハウスの住宅向け高断熱ドア商品に採用される「PremiAL R100」をはじめとする新たなアルミ製品を製造します。
また「PremiAL R100」は、原材料にリサイクルアルミを100%使用することで、新地金を100%使用したアルミ形材と比べて、CO₂排出量を約80%削減できます *⁴。また、環境ラベルプログラム「SuMPO EPD」 *⁵を取得しており、原材料調達から組立加工までのCO₂排出量がアルミ形材1kgあたり2.9kg-CO₂eqであることが第三者によって検証・登録されています。「PremiAL R100」の採用により、建設時のCO₂排出量(エンボディドカーボン)の削減に貢献し、建築物の環境価値向上にも寄与することができます。
*¹ 出典:https://www.aluminum.or.jp/wp-content/themes/dp-colors/img/CPs_aluminumwg_2025.pdf
*² 一般社団法人日本アルミニウム協会より 2018年:約18万t → 2022年:約44万t
*³ リユース、リニューアブル等を含む。「リサイクル部材」 主要な構成材料にリサイクル原材料を含む部材。リサイクルの方法はクローズドループリサイクル、水平リサイクルに限定しない。「リユース部材」リユースを前提とした部材。「リニューアブル部材」主要な構成材料にバイオマスなど再生可能資源由来の原材料を含む部材。
*⁴ LIXIL試算による。
*⁵ 一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)が運営する環境情報開示方法の仕組みで国際規格「ISO 14025 タイプⅢ環境宣言(EPD)」に準拠しています。本EPDはSuMPO EPD公式ページ(https://ecoleaf-label.jp/epd/960)にてご確認ください。
【積水ハウスの資源循環に関する取り組み】
住宅業界におけるサーキュラーエコノミー移行を目指した具体的なアクションとして、家がまた次の家の資源として循環することを目指す「循環する家(House to House)」プロジェクトを推進しています。3万点以上*からなる家の部材を見直し、リサイクル部材※3(リユース、リニューアブル等を含む)だけで構成された家づくりと、その持続可能な資源利用の実現を目指し、「つくり方から、つくりなおそう。」をスローガンに掲げ活動しています。
■「循環する家(House to House)」プロジェクト
https://www.sekisuihouse.co.jp/special/cdp/housetohouse/
*当社工場出荷部材明細における品名単位(副資材を含む)で数量を合計。
軽量鉄骨戸建て住宅2階建て(延床面積162㎡)の場合。
【LIXILの資源循環に関する取り組み】
LIXILでは、環境ビジョン2050「Zero Carbon and Circular Living(CO₂ゼロと循環型の暮らし)」を掲げ、その実現に向け「資源の循環利用の促進」を重点領域に位置付けています。限りある資源の持続的な利用および廃棄物削減を目指して、原材料の調達から製造、使用、廃棄、さらに再利用までの製品ライフサイクル全体において、持続可能な利用や省資源・再利用に配慮した設計などの資源循環の取り組みを推進しています。中でも主要素材の1つであるアルミについては、2031年3月期までにハウジング事業で使用するリサイクルアルミの使用比率を100%にすることを目標に掲げ、循環型低炭素アルミ「PremiAL」シリーズを展開するほか、アルミ製造プロセスにおいて発生する廃棄物の再利用の取り組みや水平リサイクルを促進し、アルミのクローズドループリサイクルを目指しています。
PremiAL について:https://www.lixil.co.jp/lineup/s/premial/
編集部からのお知らせ
新着情報
あわせて読みたい



アルジェニクスジャパン株式会社


















