世界の「黄金の氷雪緯度」に位置する吉林省、冬季観光に新たな1章を記す
AsiaNet 201330 (0335)
【長春(中国)2025年12月22日新華社=共同通信JBN】第9回Jilin Ice and Snow Industry International Expo(吉林氷雪産業国際博覧会)がこのほど、Changchun Northeast Asia International Expo Center(長春北東アジア国際博覧センター)で開催され、中国東北部・吉林省の新たな冬の観光シーズンが幕を開けました。
「New Ice-and-Snow Consumption, Shared New Future(新たな氷雪消費、新しい未来の共有)」をテーマに開催された5日間の博覧会は、市場主導型モデルを採用し、展示、インタラクティブな体験、消費者向け活動を1つにまとめ、視覚、聴覚、味覚を同時に刺激する没入型の冬のカーニバルを創り出しました。
Jilin Provincial Department of Culture and Tourism(吉林省文化観光庁)のJin Zhenlin副庁長は、今回の博覧会には20カ国以上から参加者が集まったと述べました。400社を超える企業と500のブランドが1000点以上の製品を展示し、規模と参加数の面で、中国最大の専門的な氷雪博覧会になりました。優遇活動、視察ツアー、冬季スポーツ競技が深く統合され、製品展示と消費主導の成長の双方を際立たせました。
冬季経済をさらに刺激するため、吉林省は新たな雪のシーズンに向けて、氷雪消費クーポンを含む一連のターゲットを絞った政策を展開しています。これらの優遇策は、スキー、景勝地、コンサート、交通といった主要な場面にわたって適用され、冬季消費の潜在力を的確に引き出すことに寄与しています。
今シーズン、吉林省の冬季スポーツ関連インフラストラクチャーにも大幅なアップグレードが見られました。現在、吉林省は68カ所のスキー場を運営しており、スキーコースの拡大、より長いスロープ、リフトやゴンドラなどの増設によって、省内全域の県で氷雪体験を提供できるようになりました。吉林省は5つの国家級スキー観光リゾートを有し、全国をリードしています。
Changchun Ice and Snow Worldには、テーマ別の雪上滑走ルートや巨大な氷の滑り台など象徴的なアトラクションがあり、観光、インタラクション、エンターテインメントを融合させて、夢のような冬の空間を作り出しています。
吉林省は、G331 Border Ice-and-Snow Road(国道331号線国境氷雪ルート)や、長白山(Changbai Mountain)にある「Cloud Palace(雲の宮殿)」の雪像作品を推進しています。吉林省西部では、チャガン湖(Chagan Lake)の冬季漁業経済が、数百年続く漁の伝統を新たな没入型アクティビティーによって活性化しており、延辺朝鮮族自治州(Yanbian Korean Autonomous Prefecture)は9つのテーマ別氷雪商品を打ち出し、訪問者を「呼吸する氷雪ギャラリー」と呼ぶ空間へと誘っています。
今シーズン、吉林省は1億8000万件の氷雪観光訪問を迎え、3300億元を超える観光収入を生み出すことを目指しており、世界クラスの氷雪観光目的地になり、その「白い山々と澄んだ水」の独自の魅力を披露するという目標に近づいています。
ソース:Jilin Provincial Department of Culture and Tourism
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