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味の素株式会社と株式会社リボミック、核酸アプタマーの薬物動態延長に関する共同研究で成功

*AJICAP®抗体薬物複合体の製造技術、抗体医薬品の有効性向上に貢献

東京、2025年5月8日 /PRNewswire/ — 味の素株式会社(代表執行役社長:中村茂雄、本社:東京都中央区、以下「味の素」)は、アプタマー医薬の開発および製造に注力する創薬系スタートアップである株式会社リボミック(代表取締役社長:中村義一、本社:東京都港区、以下「リボミック」)と共同で、抗体薬物複合体(ADC)の製造技術「AJICAP®」(以下「AJICAP®」)を用いた核酸アプタマーの薬物動態制御技術の開発に関する研究を進めています。この研究の成果として、リボミックは核酸アプタマーと免疫グロブリンのFc領域との複合体の血中半減期を延長することに成功しました。

AJICAP®の応用可能性を示す取り組みの一環として、同社は次世代アプタマー医薬の実現を目指し、リボミックとの共同研究(2023年12月27日公表)を推進してきました。同研究において、リボミックは免疫グロブリンの血中滞留性に着目し、核酸アプタマーと免疫グロブリンを融合させることで血中半減期を延長する技術の開発を目指しています。リボミックが有する核酸アプタマーの化合物創製および測定技術と、同社のAJICAP®を組み合わせることで、核酸アプタマーを免疫グロブリンの一部であるFc領域に共有結合させた複合体の創製に取り組んできました。この取り組みにより、Fc領域と核酸アプタマーの結合比率およびリンカーの構造を検討し、その結果、結合比率を1:1に調整することで核酸アプタマーの血中半減期を大幅に延長できる可能性が示唆されました(挿入図ご参照)。

この共同研究で示されたように、AJICAP®はさまざまな生理活性分子と抗体の複合体の創製にも応用可能です。得られた抗体-生理活性物質複合体は、これまで顕在化していた抗体医薬の有効性、安定性および安全性の向上といった課題の克服に貢献することが期待されます。さらに、同共同研究の成果は、AJICAP®がADCにとどまらず、さまざまなモダリティへの応用可能性を有することを示しています。今後もAJICAP®を用いた抗体修飾を通じて、同社ならではの独自の価値を提供していく予定です。

(*)本件は、リボミックに対してAJICAP®技術の独占的権利を付与するものではありません。

味の素株式会社について

味の素グループは、コーポレートスローガンである「Eat Well, Live Well.」のもと、「アミノサイエンス®」を基盤に、人類、社会、そして地球の健やかさに貢献していきます。味の素グループは、世界34の国と地域に拠点を構え、130を超える国と地域で製品を販売しています。2023年度の売上高は1兆4,392億円(99億ドル)でした。詳細については、www.ajinomoto.com をご覧ください。

株式会社リボミックについて

株式会社リボミックは創薬系バイオベンチャーとして、次世代医薬として期待されるアプタマー医薬の開発に取り組んでおり、疼痛、眼疾患、骨疾患など幅広いアンメット・メディカル・ニーズを対象としています。また、同社は独自のRiboART System®を創薬以外の分野にも応用し、アプタマーの医薬品以外での新たな活用法の開発にも取り組んでいます。詳細については、https://www.ribomic.com をご覧ください。

詳細については、こちらをご覧ください。

同社のLinkedInのプロフィールをご覧ください。

写真 – https://mma.prnasia.com/media2/2679897/Ajinomoto_research.jpg?p=medium600

ロゴ – https://mma.prnasia.com/media2/751177/Aji_BioPharma_Logo.jpg?p=medium600

(日本語リリース:クライアント提供)
PR Newswire Asia Ltd.

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