シージェンのCURECA(TM)がエンドツーエンド PCR自動化のゲームチェンジャーとして登場
*シージェンはESCMID Global 2025でCURECA™のコンセプト動画を公開
* 完全モジュラー設計のCURECA™による、多様なPCR検体の前処理を自動化するという大胆なビジョンを紹介
* 無人ワークフローや適応性の高いラボ設定への将来的な統合を目指して開発された
ソウル(韓国)、2025年5月8日 /PRNewswire/ — 分子診断(MDx)ソリューションのグローバルリーダーであるシージェン(Seegene Inc.)が、オーストリアのウィーンで開催された欧州臨床微生物・感染症学会(ESCMID Global 2025)でCURECA™のコンセプト動画を発表し、注目を集めました。
YoungSeag Baeg, head of Strategy and Planning at Seegene, briefs customers on CURECA™ on April 14 during ESCMID 2025, held in Vienna, Austria.
業界関係者は、CURECA™こそ、一次サンプルの取り扱いから結果分析まで、PCR診断のワークフロー全体を自動化する有望な進歩であると認識しました。このように大きく注目されたことで、シージェンは、ESCMID Global 2025でもこのソリューションを紹介することを決定しました。
イタリア、スペイン、ドイツ、フランス、カナダの要人を含む2,300人以上の参加者がシージェンのブースを訪れ、CURECA™を紹介するコンセプト動画を鑑賞しました。学会関係者の一人は「シージェンのブースはESCMIDでも明らかに大きな注目を集めていました」と話しています。
専門家もCURECA™こそ分子検査自動化のゲームチェンジャーと評価
CURECA™はPCR診断プロセス全体を自動化するデザインとなっています。便、尿、血液、痰など、MDxの前処理段階で求められるさまざまなタイプの検体を扱うことができるほか、検体ロード後の完全なPCR検査ワークフローを実行することが可能となっています。
ESCMID Global 2025にてシージェンのCURECA™をプレビューした業界専門家のコメント:
「手作業によるヒューマンエラーを排除してくれるだけでなく、時間や労働力の制約を受けることなく効率的な検査を実現することから、完全自動化されたPCR分子診断法であるCURECA™には大きな期待を寄せています。」
「時間をかけて、慎重に手作業で前処理しなければならない検体型に遭遇することも少なくありません。このシステムが煩雑なステップを自動化できるのであれば、まさに真のパラダイムシフトといえます。 このレベルの自動化は、変革的であり、真のゲーム・チェンジャーと言えるでしょう。これまでに登場したソリューションとも異なるものです。 導入されるのが待ち遠しいです。」
「CURECA™は、当社の診断ツールキットと組み合わせることで、完全な相乗効果をもたらします。CURECA™が中小規模の施設でも利用可能となることを願っています。
7月にシカゴで開催されるADLM2025に参加し、実物を確認してから、将来的な提携の可能性を模索しようと考えています」。
カスタマイズ可能な前処理システムが将来的なラボ自動化に汎用性を提供
CURECA™の最初のコンポーネントは、カスタマイズ可能前処理システム(CPS)です。CPSは、一次検体チューブのローディングおよび前処理を自動化するデザインとなっています。
「CPSはモジュール式の自動化システムで、PCRなどの分子診断や臨床化学、免疫学など多様な診断分野における前処理の効率化を目的としています」と、シージェンの戦略・企画部門責任者ベク・ヨンサンは述べています。
ESCMID Global 2025に参加した医療(またはラボ)関係者の多くは、CURECA™のコンセプト動画を見て、前処置に関連する複雑なワークフローを管理できる完全自動化診断ラボの可能性が示されたと指摘しています。特に、検体の前処理を自動化するCPSは、熟練の検査技師に依存する既存の手動手順に関連する制限に対処するため、体外診断に大きな進歩をもたらすだろう、との認識を参加者は共有しました。
「CURECA™は、統合されたソフトウェアが報告期限に基づいてワークフローを調整できることから、ターンアラウンドタイム(TAT)の改善も期待できます」と、スペインのラボ所長は話しています。「特に性感染症(STI)については、CPSによって平素のラボ業務が著しく改善されることでしょう。STIの検体処理は、複数のサンプルチューブを手作業で取り扱うため、オペレーターの疲弊につながります。CPSの採用は、日常業務の合理化に変革をもたらす可能性を秘めているのです」。
カスタマイズされた診断のためのモジュラー型で構成可能なソリューション設計
通常、分子診断では検体の前処理に続いて、核酸抽出、PCRのセットアップおよび増幅、そして結果の分析が行われます。前処理を必要としない検体のために、シージェンはCPSに代わる一次検体アリコットシステム(PAS)を提供しています。PASは一次検体の直接的なローディングおよび分注が可能な設計となっており、ワークフローの簡素化に貢献します。シージェンは、CEFA(Customizable & Expandable Full Automation)と呼ばれるモジュラー・ソリューション・コンセプトを通じて、PASと完全自動化PCRプロセスとの統合を追求しており、より柔軟性の高い、多様なラボ需要へのサポートを提供しています。
CURECA™のモジュラーアーキテクチャを活用し、幅広い診断アプリケーションをサポートすることがシージェンの目指すところでもあります。「CURECA™は、包括的なシステムとして導入することも、個々のモジュール(CPS、PAS、CEFA)を単独または組み合わせて構成することも可能で、多様な運用ニーズに対応することができます」とベク氏は述べています。
省スペース設計でラボにおけるワークフローを最適化
CURECA™のモジュラー・アーキテクチャーのもう一つの大きな利点は、さまざまなラボのスペースやレイアウトに適応できるように設計されていることです。ラボが各ニーズに応じてシステムを構成できるようにすることを意図した、柔軟な設計となっています。業務効率を高めるためにも、柔軟なデザインは不可欠であるとシージェンは考えています。
ESCMID2025のラボの専門家たちは、次のような視点を共有している:
「それぞれのラボ特有の空間的、操作ニーズに合わせてシステムを構成する能力は、斬新で非常に魅力的なアプローチ。」
「このような柔軟性により、標準化されたラボ構成や人員配置への依存を最小限に抑えながらも、高品質な結果をもたらすワークフローを導入できるようになることを期待しています。」
シージェンCEOのチョン・ジョンユン氏は次のように話しています。「当社のコンセプト動画とCURECA™のビジョンに対する世界的な熱狂的な反応は、次世代診断ソリューションに対する強い需要を示すものです。CURECA™は、世界のPCR診断をとりまく状況を大きく変える可能性を秘めていると信じています」。
注意:
本プレスリリースに含まれるコメントは、実際のインタビューや現場でのディスカッションに基づいています。しかしながら、取材対象者のプライバシー保護要求により、氏名はすべて匿名化されています。
シージェンについて
シージェンは、マルチプレックスPCR技術に関する研究開発、製造および運営に20年の経験を有しています。特にCOVID-19パンデミックの際は、独自のノウハウを活かして、世界100カ国以上に3億4,000万件以上のCOVID-19検査を提供しました。シージェンの症候群性リアルタイムPCR技術は、類似した症状を引き起こす14の病原体を1本のチューブで同時に検査し、定量的な情報を引き出すことを特長としています。
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技術共有イニシアチブ
技術共有イニシアチブは、症候群性リアルタイムPCRや自動化製品開発システム(SGDDS)といったシージェンの高度な診断技術やデータ解析技術を、各国の大手提携企業とグローバルにシェアすることを目的としています。提携企業は、現地の科学者や専門家と協力し、ヒトおよびヒト以外の幅広い疾患について、それぞれの地域や分野のニーズに合わせた診断検査を開発します。このイニシアチブは「疾病のない世界」を最終的なビジョンとして掲げています。すなわち、人々が感染症やがんで苦しむことがなくなり、動植物も病気に罹ることなく繁栄する未来の実現を目指しているのです。
Seegene presented a concept video of its CURECA™ system at ESCMID 2025, held April 11–15 in Vienna, Austria.
(日本語リリース:クライアント提供)
PR Newswire Asia Ltd.
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