北斎の浮世絵には「あっ」と驚く仕掛けが すみだ北斎美術館 、6月24日から企画展
すみだ北斎美術館(東京都墨田区)は6月24日~8月31日、企画展「あ!っと北斎~みて、みつけて、みえてくる浮世絵~」を開催する。
企画展名の「あ!っと北斎」は、江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎(1760―1849年)の作品の中に“あ!っと”驚く仕掛けがあることや、北斎の作品から得られる発見を通して作品の魅力を感じてもらう場としての「at Hokusai」の意味をかけている。
見どころは「冨嶽三十六景」の中でも特に有名な「神奈川沖浪裏」の中に三角形が二つ繰り返されていることや、「山下白雨」と同じタイトルの絵なのに少しずつ違う「変わり図」があることを紹介する「『あ!』っと、みつけて、みえてくる!」のコーナー。
関連イベントとして、7月19日と8月9日に同館の学芸員によるスライドトークを行うほか、7月21日に筑波大の谷口陽子教授による講演会「江戸時代の絵画に使われた青色の歴史」(仮)を行う。詳細と参加方法は同館のホームページで発表する。
展覧会は6月24日~7月27日の前期と7月29日~8月31日の後期に分かれており、一部の作品で展示替えを予定している。
