日本体育施設が大谷知樹選手を今シーズン雇用 アーチェリーでロス・パラリンピック出場目指す

スポーツ施設建設の日本体育施設(東京都中野区)は、2028年のロサンゼルス・パラリンピック出場を目指すアーチェリーの大谷知樹選手(49)を今シーズン(25年)雇用した。
同社は「誰も取り残さない社会の実現」を行動指標としていることから、パラアスリートの大谷選手を社員として迎え入れた、としている。大谷選手は通常、午前中は総務グループで業務を行い、午後を練習時間に充てる。
大谷選手は脳出血の後遺症で左半身上下肢障がいがある。以前はパラ馬術をしていたが、ロサンゼルス・パラリンピック出場を目指し、24年にアーチェリーに転向した。
大谷選手は「障がいのある者が企業で働くことで、障がい者への壁や垣根がなくなることを願っている。アーチェリーやパラスポーツへ興味を持ってもらうことは、選手にとって活力となる」と話している。
