AKB坂川陽香さん、福井のお勧めは「星空保護区」 東京駅で観光キャンペーン
福井県の魅力を発信する「恐竜王国福井県PRキャンペーン」が10月9日から始まり、JR東京駅で開かれたオープニングセレモニーで、AKB48の坂川陽香さん(同県出身)が美しい星空で知られる「大野市の六呂師(ろくろし)高原が私のお勧めポイント」と紹介した。キャンペーンの一貫として、福井県の特産品を販売する物産展が13日まで、東京駅改札内のグランスタ東京イベントスペース「スクエア ゼロ」で開かれる(11時~20時。最終日は18時終了)。
坂川さんは2023年に放映された北陸新幹線福井・敦賀開業1年前の記念ドラマ「はじめてのかがやき」に、自分を北陸新幹線最速型「かがやき」と名乗る不思議な少女役として出演。福井県の観光名所や名物を紹介している。25年9月には「ふくいブランド大使」に就任し、この日のセレモニーでは新幹線をモチーフにしたコスチュームで登場した。

恐竜のポーズを取る坂川陽香さん、杉本達治福井県知事、JR東京駅前田美也子副駅長(左から)
県内のお勧めスポットを聞かれると、福井県内陸部の六呂師高原を挙げ「『星空の世界遺産』とも呼ばれる『星空保護区』に認定され、日本では4カ所しかないスペシャルな場所になっています。本当に美しい星空が広がり、キャンプをしながら、サウナで整いながら、星空も楽しめちゃうんです」と声を弾ませた。
杉本達治福井県知事は、北陸新幹線が昨年3月に敦賀まで延伸された効果で「1割以上、多くのお客さまに福井を訪れていただいている」とあいさつした上で、恐竜や新米、越前そばなどの福井の魅力をアピールし「今日はここでちょっと福井を楽しみ、次はぜひ福井にお越しいただきたい」と呼びかけた。
セレモニーで坂川さん、杉本知事、JR東京駅の前田美也子副駅長は、普段は北陸三県でしか販売していないというご当地駅弁「竜のめぐみ」も試食。福井サーモンのマリネを口にした坂川さんは「もっちりした食感で、脂も乗って食べやすい。素晴らしい」と笑顔で感想を述べた。

福井のご当地弁当「竜のめぐみ」
物産展では、羽二重餅をはじめとする福井の特産品のほか、ふくい応援ポケモン「カイリュー」コラボ商品を販売。また、東京駅構内の駅弁販売店「駅弁屋祭セレクト新幹線南乗換口店」「若廣TOKYOグランスタ東京店」「天然本まぐろ ありそ鮨しグランスタ東京店」では、竜のめぐみや焼き鯖寿司が入った新弁当、鯖のへしこと福井の地酒3種の飲み比べセットなどを販売する。

福井の特産品が並ぶ観光物産展