“使いながら備える”新しい防災スタイル キングジムが防災食の廃棄を減らすアレンジレシピを公開
災害への備えとして防災食の備蓄が広がっているが、賞味期限は切れていないだろうか? 環境省によると、国内の食品ロスは年間約464万トン(日本全国で金額にしておおよそ1000億円相当)にのぼり、その一部には備蓄した防災食の廃棄も含まれているという。文具・事務用品、防災・防犯対策用品の開発を行うキングジム(東京)は、備蓄を無駄にせず日常の中で食べきれる循環を作ろうと、家庭で手軽に活用できる防災食のアレンジレシピを公開した。
キングジムは社員の約1割が防災士の資格を取得しており、防災士ならではの視点で開発や営業活動を行い、防災ブランドの「KOKOBO(ココボ)」も展開している。今回「KOKOBO」公式noteで公開したのは、日本を含む7カ国・地域に料理教室を展開するABCクッキングスタジオとともに開発した3つの防災食の「アレンジレシピ」。まず、レトルト食品の五目ごはんと野菜をたっぷり加えたミートソースで作る「五目ごはんで作るミートドリア」。次に、レトルトのわかめごはんと保存水を使い、骨付き鶏肉を柔らかく煮る「わかめごはんで作るサムゲタン」。そして、米粉クッキーとクリームチーズ・生クリームを使った「米粉クッキーで作るティラミス」。

(左から)「五目ごはんで作るミートドリア」、「わかめごはんで作るサムゲタン」、「米粉クッキーで作るティラミス」
使用している防災食は、防災備蓄用品の開発・販売、備蓄運用のコンサルティングを手がけるグリーンデザイン&コンサルティング(東京)の「7年保存レトルト食品」や「7年保存レトルト米粉クッキー」。同社も防災食のアレンジレシピを開発のほかに、賞味期限が十分に残っている保存食を全国の子ども食堂へ寄付するなどの活動を行っている。同社は、「アレンジレシピを通じて日常的に防災食に触れる機会が増えることで、期限切れによる廃棄の削減につながるだけでなく、防災意識の向上にも寄与すると考えています」とコメントしている。
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