7人の芸術家が奏でる「源氏物語」 新たな表現で、千年の雅が令和に息づく
古典文学の金字塔『源氏物語』。千年の時を越えて読み継がれているこの作品は、さまざまな解釈がされている。現代の芸術家たちがそれぞれの解釈で新たな表現を試みる「源氏物語 五四帖の色、音、形 襲 KASANE」(ベーネユナイテッド・甲府市)が、東京・文京区の今井館で11月3日(月・祝日)に開催される。時間は12時30分~15時30分。
演奏家、作曲家、工芸作家、ジュエリーデザイナーなど七人の芸術家が集まり、各人の視点から『源氏物語』を解釈。色・音・形という多様な表現を織り重ねることで、みやびな世界観を現代に映し出す。注目は音楽とジュエリーのコラボレーション。数々の作品を生み出してきた作曲家、高橋久仁子氏、バイオリン、ピアノ、チェロの音色とともに、工芸作家・ジュエリーデザイナーの手から生まれる輝きが重なり合い、まさに「襲(かさね)」となって響きあう瞬間を目撃できる。
今回の公演は、芸術家の対談を含めた三部構成。それぞれの創作の背景にふれ、作品を堪能し、その余韻とともに音楽に浸る時間をゆっくり過ごすことができる。 チケットは5000円。問い合わせは、メールharukotomomiduo@gmail.comで受け付ける。