「萩・田町萩焼まつり」でお気に入りの器を見つけよう 山口県萩市で開催される秋の一大イベント
山口県萩市を中心に作られている「萩焼」。国の伝統的工芸品に認定されている焼き物(陶器)で、400年の伝統を持つ。優しい土味が特徴で、茶の湯の世界では「一楽二萩三唐津」と呼ばれ、高い評価を受けている。この萩焼を堪能できる第27回「萩・田町萩焼まつり2025」が10月11日(土)~13日(月・祝)の3日間、萩市田町商店街アーケード内と、萩・明倫学舎で開催される。萩・田町萩焼まつり実行委員会事務局(萩商工会議所/萩市田町商店街振興組合連合会)が主催。開催時間は10時~17時。
萩焼には器の表面に貫入という細かいヒビが入っており、使い続けるほどに風合いが変わるため「萩の七化け」と呼ばれている。現代では生活様式の変化に伴い、日常生活の食卓や暮らしを彩る器が求められるようになっているが、そうした時代のニーズに合わせた萩焼も多く作られ、幅広い人たちに支持されているという。
期間中は、田町商店街に24店舗、萩明倫学舎に9店舗が出店予定。個性あふれる作品たちが日頃より手頃な価格で購入できる。また、店舗を持たない作家も出店。作家の話を聞きながら購入することもできる。希少性の高い作品を見つけることもできる。いろいろな器を見比べながら品定めができる絶好の機会。各会場には総合案内所「萩焼コンシェルジュ」を設置し、販売店舗の案内をするほか、萩焼に関する相談にも対応する。
スタンプラリー企画や、同時開催のハンドメイド展「萩Fes」、ワークショップやキッチンカーの楽しみも。期間中は萩市内で、風情ある萩の城下町を着物でそぞろ歩く「着物ウィークin萩」や、竹灯籠のろうそくの明かりが歴史の町並みを照らす「萩・竹灯路物語」、萩陶芸家協会加盟69人の作家の作品展覧会「ヤキモノのチカラ」などのイベントも開催される。