「モヤモヤ調査ブック」公開 女性管理職100人にヒヤリング、その気持ちを紹介
なかなか口に出しては言えないけれど、心中モヤモヤする、ということは少なくない。誰でもどんな場所でもモヤモヤに直面しない人はいないけれど、今回は的を女性管理職に絞った。
仕事上で直面するジェンダーギャップや、アンコンシャスバイアス、女性活躍施策などについてのモヤモヤを女性管理職100人以上にヒアリングした「モヤモヤ調査ブック」の電子版が公開された。
会議や評価、面談の場、取引先との付き合いのなかで、女性管理職たちが抱えるモヤモヤ37件を紹介している。「熱量で話しているのに、女性は感情的という目線で見られがち」(40代)、「初めて会う取引先からはまさか私が最終意思決定者だと思われず、秘書のような扱いをされることがある」(30代)、「『替えが効かないから、今はまだ子どもがほしいって言わないで』みたいなことを上司から言われて困惑」(30代)など、悩みはさまざま。
モヤモヤを可視化することで、まずは女性、そして誰もが働きやすい組織文化の醸成につながるようにと願っての公開。1冊の本にまとめたのは、都恋堂(東京)が運営するF30プロジェクト。オリジナルの「モヤモヤ調査ブック」の制作も請け負っているという。あなたの会社でも1冊作ってみる?