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【Kカルチャーの視点】家族の情緒が国境を越える、俳優ムン・ソリが語る「おつかれさま」ヒットの理由

豊かな感情とダイナミックな歴史 

 

韓国ドラマならではの強みや魅力とは? 

 韓国人は楽しむのが得意なんです。歌ったり、ノリが良かったり。感情そのものも豊かだし、その表現も豊かだし。だから、似たようなコンテンツでも、より感情豊かに作られているのではないかなと。それに、韓国は歴史がダイナミックだったので、ドラマもダイナミックになる。こういった韓国人の気質や歴史がコンテンツの中に溶け込んでいるところが、韓国コンテンツの強みなのかなと思います。 

-「おつかれさま」のような家族間の感情表現は? 

 それもそうですよね。韓国は家族関係が濃いですから。時にはうんざりするほどに(笑)。 

-Kカルチャーにおいて韓国ドラマ・映画はどんな存在だと思いますか。 

 世界的にKカルチャーがブームになっているような状況ですから、韓国人としては誇らしい思いはあります。ありがたいことですし。でも、良いことばかりではないです。全ての事柄には一長一短がありますから。商業的に成功すればするほど、芸術的な側面、多様性の側面が失われることがあります。なので、そういう時ほど、そういった側面を見失わないように製作していくことを、第一線にいる人たちが考えていくべきではないかと思っています。 

-そういう意味で、また演出もされますか? 

 (笑って)頑張ります。人生で絶対に「やる」とか「やらない」と断言するのは良くないと思っています。「映画監督とは絶対に結婚しない」と言っていたのに、してるし(笑)。実際に自分で演出をしてみて、その時はもう無理と思いましたが、やることになるかもしれない。人生とはそういうものだと思っています。 

  • 第11回大阪韓国映画祭のトークイベントに登場した俳優ムン・ソリ(大阪韓国文化院提供)

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