佐藤勝利、“絆”を感じたメンバーの涙「これからも思い出がどんどん積み重なっていく」 PARCO PRODUCE 2025「ブロードウェイ・バウンド」【インタビュー】
-この作品は「家族の絆」と「夢」をテーマにした作品ですが、佐藤さんが最近、絆を感じた出来事は?
今(取材当時)、僕たちのグループtimleszは新しい体制になってライブツアーを行っていますが、仕事の都合で出られないメンバーがいる日程もあったんです。なので、福岡公演の2日目についに8人そろって、初めて8人でライブを行ったんですが、そのときに(橋本)将生が泣いてしまって。初ステージとなった初日では将生は泣かなかったんですよ。すごく感動していましたが、涙はあふれていなかった。でも、8人そろったときに初めて将生が泣いていて。このメンバーになってまだ半年も経っていないくらいですが、すてきだなと思いましたし、すでに絆ができていることを実感しました。これからもきっとそうしたエピソードや思い出がどんどん積み重なっていくのだと思います。
-8人そろったとき、佐藤さんも涙が出てきた?
将生は僕を見て泣きそうだったから泣いたと言っていましたが、泣きそうになったわけではないです(笑)。もちろん感動しましたし、繋がりは強く感じましたが。
-では、本作のもう一つのテーマである「夢」についても教えてください。今の佐藤さんの夢は?
今はこれというものはないかな。もちろん、グループの目標が僕の夢でもありますが、今の状況は、ある種、夢がかなっている最中でもあると思うので、それをかみしめているところなのだと思います。なので、まずはグループを続けること。続けるというのは簡単なことではないし、当たり前のことでもないので、夢といったらそれかもしれません。
-本作で初めて舞台を観劇する人も多いと思いますが、本作の楽しみ方を教えてください。
演劇というと、敷居が高く感じたり、一歩踏み出すのが難しいジャンルかもしれませんが、僕はそれほど肩肘を張って見るものではないと思います。お客さんは何も準備する必要はありません。構えないで純粋に楽しんでいただけたらと思います。特に今回はコメディー感のある作品なので、ただ笑って、自然と心を動かして楽しんでいただけたらと思います。
(取材・文・写真/嶋田真己)
PARCO PRODUCE 2025「ブロードウェイ・バウンド」は、9月4日~28日に都内・PARCO劇場、10月2日~13日に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで上演。