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FCパラフレンチ米沢(8年ぶり2回目)

 チーム名の「パラフレンチ」はポルトガル語で「前に進む」の意味。企業チーム休部後に元部員たちで作った社会人チームが、たゆまず挑戦し続け、2009年以来の全日本選手権出場を決めた。

 県代表決定戦決勝の相手は山形大医学部サッカー部。これまで数度はね返されてきた相手だ。先制を許したが追い付き、延長戦では先に点を取るが同点とされる一進一退の激しい戦いとなり、決着はPK戦へ。ともに1人失敗で迎えた8人目。先に蹴る医学部のシュートをGK塩野亮祐がブロックした。そして10番を背負う30歳の古株、MF桑原淳志がボールをセット。「自分が決める」。右脚から放たれたボールはゴール左上隅へ入り、ネットを揺らした。

 全日本選手権は、前回の初戦負けを知る桑原にとって雪辱の舞台。「少しでも上に行く」と前を見据える。井沢純監督も「雑草魂でやってきたチーム。全員で戦っていく」と決意を語っている。

 

(山形新聞)

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