
福岡大学(2年連続27度目)

第16回福岡県選手権決勝で福岡教育大を2-0で撃破。2年連続27度目の出場を決めた。昨年は2回戦でJ1大宮に勝利。2009年も2回戦でJ2水戸を破るなど近年は大物食いを見せており、今年も台風の目として期待が高まる。
特筆すべきは選手の身長だ。Jリーグの6チームが争奪戦を繰り広げた元U-22(22歳以下)日本代表候補のDF牟田雄祐(187cm)を筆頭に、全日本大学選抜のDF大武峻(187cm)、ボランチのMF田村友(185cm)、FW山崎凌吾(186cm)と長身ぞろい。「Jリーグ勢とも遜色ない。プロに当たり負けない体もつくった」と乾真寛監督は自負する。ロンドン五輪代表MF清武弘嗣(ドイツ・ニュルンベルク)の弟で、特別指定選手としてJ1鳥栖でもプレーするMF清武功暉の正確なキックも大きな武器になっている。
7月の全日本大学トーナメントは優勝した阪南大と2回戦で対戦し、PK戦で惜敗。エースストライカーの山崎が足を痛めていたこともあり、乾監督は「チームの潜在能力を出し切れず、消化不良だった」と悔やむ。
初戦に勝てば2回戦の相手はJ2福岡だ。牟田は「〝福岡ダービー〟ができるなんて一生に一度のチャンス。新たな天皇杯の物語をつくりたい」と意気込んでいる。
(西日本新聞)
