
ファジアーノ岡山ネクスト(2年連続2度目)

岡山県代表を決める第?回岡山県サッカー選手権大会決勝で、同じ中国リーグに所属するNTN岡山を4-1で下し、2年連続2度目の出場を決めた。
決勝は、前半15分に左サイドを起点にFW陣の連係で先制すると前半だけで4得点。2、3点目は速攻、ダメ押しの4点目はセットプレーと得点パターンも多彩だった。ただ、けが人の影響で控え選手なしの11人で臨んだため、後半は運動量が低下。守勢に回る時間が長くなったことは反省点。本大会では、控え選手を登録できるため、戦い方の幅も広がりそうだ。
チームはJ2ファジアーノ岡山のセカンドチームとして2009年に発足。若手選手に実戦経験を積ませる目的で活動しており、中国リーグでは8月31日現在2位と好位置につけている。
トップチームのコーチを兼任する真中幹夫監督が率い、3-4-3が基本布陣。攻撃は流動的にポジションを変える3トップを生かしたパスワークとサイド攻撃が持ち味。守備は、陣形をコンパクトに保ちながら前線から激しくプレスを仕掛けるのが基本形。精神的支柱のDF西原誉志、スピードを生かした突破が光るFW新中剛史らがチームを引っ張る。
今大会は、2回戦敗退だった昨年を上回り、J1勢との対戦が有力な3回戦進出を狙う。主将の西原は「まずは1回戦に集中し、内容を伴った勝利を挙げて勢いに乗りたい」と闘志を燃やす。
(山陽新聞)
