
奈良クラブ(4年連続4度目)

サッカーの天皇杯県代表決定戦を兼ねた、第回奈良県サッカー選手権大会決勝で社会人チームの奈良クラブが、準決勝で社会人を破り勝ち上がった天理大に4―0の快勝。4年連続で4度目の本大会出場を果たした。
奈良クラブは関西リーグ1部に所属。咋年は優勝を果たしたが、今季は試合を終えて5勝1敗5分けの勝ち点で2位。7月には成績不振の責任を取り羽中田昌監督が辞任、現在は矢部次郎GMが代行で監督を務める。
チーム戦術は各選手が個人技を生かして中盤でボールを支配、両サイドバックも積極的にオーバーラップする攻撃重視型。同リーグでチーム最多4得点の桜井直哉や辻村剛史、檜山勇人らの得点源に加え、選手権大会決勝で2得点の田代主水も波に乗る。
守備はGK日野優の気迫あふれるセービングのほか、最終ラインを高めに保ち橋垣戸光一らの粘り強いプレーが身上。DF陣は献身的な守備に攻撃意識も高く、カウンターやセットプレーでの得点にも期待がかかる。
天皇杯初戦は9月2日、県立橿原陸上競技場に同リーグ首位のアミティエSC(京都)を迎えて行われる。
アミティエSCはリーグ前期の5月日に対戦、1―2で惜敗した相手。勝てば8日、セレッソ大阪(J1)との対戦が控えるが、矢部監督は初戦に集中し「ホーム開催で奈良代表として恥じない試合をしてリベンジしたい」と意気込む。
(奈良新聞)
