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FC刈谷(3年ぶり14回目)

愛知県サッカー選手権大会決勝で、マルヤス工業サッカー部(岡崎市)をPK戦で下し、3年ぶり14回目の本大会出場を果たした。
8月25日に名古屋市港サッカー場であった決勝戦は接戦となった。後半十六分、MF北野純也選手の右クロスを、DF東間勇気選手が頭で合わせて先制。しかし後半二十六分にPKで同点とされた。その後、決定的な好機を何度も迎えたが、2点目を奪えずに延長戦を終了。PK戦は後攻のFC刈谷が4―3で制した。
デンソーサッカー部を前身として2006年に誕生したクラブチーム。高校サッカー界の古豪としてしられる刈谷高校の白地に「赤たすき」にちなんだユニホームを採用している。しかし09年にJFLから社会人リーグに降格。リーマン・ショックによる08年秋以降の不況でスポンサー収入の減少や主力選手の相次ぐ退団などでクラブ存続の危機を経験した。
二十二人の選手は全員がアマチュアで、昼間は地元スポンサーの自動車部品工場や介護事業所などに勤務。平日の練習は夜間に二時間しかできない。
西原拓己コーチは「短時間の練習でスタミナを付けることができない弱点を補うために、セットプレーやパスなど戦術にこだわっている」と話す。
加藤知弘監督は「困難を乗り越え、天皇杯の出場権を獲得できた。プロを目指している若手もいる。天皇杯でJFLやJリーグのチームとガチンコでたたかえる舞台に立てるのが楽しみ」と意気込んでいる。

(中日新聞)

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