
福山シティFC(2年連続5回目)

社会人中国リーグの福山シティFCは広島県予選決勝で、広島大に4―0で快勝し、2年連続の出場権を獲得した。2020年以降、6年間で計5度目となる出場。今年こそ、悲願の「Jクラブ撃破」を目指す。
攻守の切り替えの速さと、球際の強さが持ち味で、予選3試合で計16得点を挙げた。4得点と予選得点王だったFW大久保龍一を軸に、MF野浜友哉、MF高橋大樹主将が、連動した攻撃を組み立てる。3季ぶりに復帰した小谷野拓夢監督は、2020年の天皇杯全日本選手権で準々決勝進出に導いた実績を持ち、「ボールを持っていない選手の動きを徹底的に見直した。ボールも人も動くアグレッシブなサッカーを表現したい」と見据える。
1回戦は社会人四国リーグのFC徳島と激突し、2回戦ではJ1アルビレックス新潟が待ち受ける。高橋主将は「二つ、三つ先のプレーを予測しながら、味方を生かすプレーをして勝利を重ねたい。全国にチームの名を広める」と意気込む。
(中国新聞)