
松本山雅FC(3年ぶり17回目)

4年連続の顔合わせとなった県予選決勝は、主力を温存しながら同じJ3のAC長野パルセイロを1―0で下し、3年ぶりとなる天皇杯の出場権をつかみ取った。
J2昇格プレーオフ決勝に進出した昨季の主力の大半が残留。ヘッドコーチだった早川知伸監督がチームを引き継ぎ、リーグ戦は「J3優勝でJ2昇格」を目標に掲げている。
新指揮官の下、「素早い攻守の切り替え」に磨きをかけてきた。開幕当初は波に乗れなかったものの、DF陣に若手を起用した4月以降は、豊富な運動量や球際の激しさといったエネルギッシュなプレーが増え、白星が増えつつある。
3―4―3を基本布陣とし、昨季のJ3アシスト王の菊井が攻撃のタクトを振る。FWは、育成組織出身で20歳の田中が台頭。磐田から加入した小川もJ1で蓄えた豊富な経験を生かし、右ウイングバックで躍動している。
(信濃毎日新聞)