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アルテリーヴォ和歌山(14年連続14回目)

 和歌山県サッカー選手権大会の決勝は、アルテリーヴォ和歌山が和歌山紀北蹴球団に2―0で勝利。自陣ゴール前に人数をかけて守る相手を崩すのに苦労したが、前半にMF加藤健人が先制すると、後半には新加入のMF関知哉が追加点を挙げて、14年連続での天皇杯出場を決めた。

 今季から指揮を執る海津英志監督は「スタイルやシステムも大事だが、何をするにしてもベースになる能力を上げないといけない」と、しっかりとした土台を築くという方針を打ち出す。キャプテンのMF大北啓介は「一人一人が判断を持って思い切って行動し、そこに全員が合わせられるようにイメージを共有したい」と方向性を説明し、それらを実現するための運動量や切り替えなどを「アルテ・ワーク」と名付けて浸透を図っている。

 ジャイアントキリングが見どころの一つとなる天皇杯だが、アルテリーヴォ和歌山は過去13大会でJリーグのチームに勝利したことがない。「自分たちの実力を試せる、プロとも戦える、すごくワクワクする大会」(大北)で、まずは地に足を着けて初戦突破に全力を注ぐ。そして、2回戦へ勝ち進むことができれば、3年前の大会で延長戦まで持ち込んだセレッソ大阪への再挑戦となる。今年こそ壁を越えられるか。

 

(雨堤俊祐)

天皇杯サッカー