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関西大学(6年ぶり17回目)

 大阪サッカー選手権大会の決勝は、関西大学がFC大阪に2―0で勝利した。前半に百田真澄、後半に久乗聖亜とFW陣がゴールを決めて、6年ぶり17回目の天皇杯出場となった。

 JFLのチームを撃破して大阪府代表の座を勝ち取ったことが示すように、大学生ながら社会人にも引けを取らない実力者たちが、日々鍛錬を積み重ねてチーム力を高めている。技術を生かしてパスをつなぎながら攻撃を組み立てつつ、状況によっては決勝のゴールのようにシンプルに相手の背後へボールを送り込んで好機をつくり出す判断力も持つ。キャプテンの深沢佑太は「負けず嫌いで元気な選手が多い。1試合で卒業後の進路が変わるかもしれない夢のある舞台で、何かを起こせるだけの力はあると思う」と自信をのぞかせる。

 チームを率いる前田雅文監督は、選手時代にガンバ大阪などで活躍。J1リーグ通算1万ゴール目を決めたことでも知られる。自身がJリーグ選手として経験したことも踏まえて「天皇杯はアマチュアや学生にとって、やりやすい大会。JリーグやJFLは『負けられない』という立場やプライドがあり、難しい。自分たちはチャレンジャーとして、一発勝負に挑みたい」とジャイアントキリングを目指す。

 

(雨堤俊祐)

天皇杯サッカー