北信越リーグ１部を昨季まで３年連続で制覇。今季からは、元Ｊリーガーで前Ｊ２東京ヴェルディコーチだった藤吉信次監督が率いる。戦術にこだわらず、相手に合わせて臨機応変に攻めるサッカーでＪＦＬ昇格を狙っている。

　攻撃力は着実に上がっている。福井県予選の決勝は７―１と大勝した。前半、先制点で流れを引き寄せ、その後の１２分間で４点を加えた怒濤（どとう）の攻めは圧巻だった。

　注目選手は、今年九州リーグのヴェロスクロノス都農から移籍したＭＦ北川滉平。昨季の九州リーグ得点王で、移籍後も攻撃の主力として存分に力を発揮している。

　天皇杯は「今の自分たちがどれぐらいできるかを試す場」と藤吉監督。２回戦に勝ち進み、Ｊ１名古屋グランパスと戦うのを目標に据える。そのために、１戦目の同志社大学には「全力で勝ちに行く」と意気込んでいる。

（福井新聞）