KK KYODO NEWS SITE

ニュースサイト
コーポレートサイト
search icon
search icon

桐蔭横浜大学(2年ぶり5回目)

 関東大学リーグ1部で力を磨く強豪校。神奈川県選手権準決勝でY.S.C.C.横浜に3―2で競り勝つと、決勝ではSC相模原を3―0と圧倒した。就任5年目の安武亨監督は「切り替え、球際、ハードワークではどこにも負けないつもり」とチームの強みを語る。

 攻撃の核は、川崎フロンターレU―18出身のFW山田新。来季のサンフレッチェ広島入りが内定しているDF中野就斗が守備の要だ。

 今季に懸ける選手たちの思いは強い。4月中旬にチームの分析担当だった増尾健さんが骨肉腫のため、20歳の若さで他界。寝る間も惜しんで動画編集するなど献身的に尽くしてきた仲間を失い、背番号10のMF水野颯太は「ことし1年は健のために戦う」と決意する。

 本大会初戦で立正大学を破れば、北海道コンサドーレ札幌と対戦できる。「勝つのは簡単ではないが、学生として全力を尽くすだけ」と指揮官。将来のプロ入りを目指す選手たちも下克上へ鼻息は荒い。

 

(神奈川新聞)

天皇杯サッカー