「水族館飼育員のただならぬ裏側案内」 書店員が選ぶノンフィクション大賞を受賞
集英社インターナショナル(東京)は、同社刊行の「水族館飼育員のただならぬ裏側案内」(なんかの菌・著、税込み1760円)が、丸善ジュンク堂書店各店と全国の書店員(約13法人、555人の書店員が参加)の投票で決定する「書店員が選ぶノンフィクション大賞2026」に選出されたと発表した。
元水族館飼育員の著者が、「ただならぬ水族館」という架空の水族館を舞台に、水族館の魅力、見どころをつづった4コマエッセー。何もいないように見える水槽、エサやりをめぐる飼育員と生きものの攻防、海獣ライブのカッコいいサイン出し、建物の裏に見える極太の配管。海水エリア、淡水エリア、海獣エリア、バックヤードと、実際の水族館を歩いていくように、見どころや裏側エピソードを紹介している。
エンタメ施設として認識されがちな水族館だが、博物館としての水族館がいかに面白く、豊かであるかが実感できる。シュールでユーモラスな4コマやイラストが満載な上に、解説文も充実しており読みごたえもたっぷり。著者は、「(水族館で)出会うもの、起きることすべてが鮮烈で想像を超えていて、こんなに面白い世界が日常としてとおりすぎていくのはもったいないと思った日々でした。その断片を拾い集めたのがこの本です。きっかけはきわめて個人的な動機ですが、本書を通して水族館や生きものたち、さらにはそこにかかわるすべての人々の、想定外の魅力を楽しんでいただければ」とコメントしている。
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