
FC琉球(3年連続5度目)

結成10年目のFC琉球が、3年連続5回目の出場。昨年はJFL枠からの出場で、今年は県大会を経て出場を決めた。県決勝では、九州リーグの海邦銀行SCを相手に2-1で勝利。セットプレーからの得点のみと好機を作ることができずに攻撃面で課題を残したが、守備では後半相手のシュートを0本に抑え込むなど県内最上位カテゴリーチームの面目を保った。
チームは今季、かつてガイナーレ鳥取をJ2へ導いた松田岳夫監督を新たに迎え、ボールポゼッション率を高めるパスサッカーを標榜。中心選手は元日本代表FWで主将の我那覇和樹と、現在19得点でJFL得点ランキング首位を走る高橋駿太。ボールを落ち着かせて味方の攻め上がりを促す我那覇と、スピードに秀で一瞬で相手DFの裏を狙う高橋は個人で状況を一変させることができる。そこに足元の技術がある小幡純平、棚橋雄介らが絡み得点を狙う。
1回戦の相手は筑波大。松田監督は「まずは初戦を全力で勝って、J1の鹿島アントラーズ相手にどこまで戦えるのかぶつかりたい」と意気込んだ。我那覇も「僕たちはJリーグを目指しているチーム。1回戦は差を見せて勝たないといけない」と自信をみせた。
(沖縄タイムス)
